小学校高学年から中学1年生くらいの生徒たちが読んで「刺さる本」
それをずっと探していた。
読みやすくて
分かりやすくて
そして
少し先の未来が分かる本
「勉強するのは何のため?」
「学校に行く意味って何?」
「本を読むと何がお得なの?」
上記のような抽象的な問いには答えがはっきり見つからないことが多い。
というか・・
我々教師にとって「答えを明確に出しにくい問い」であることは間違いない。
このようなときは「他人の知識や知恵」を借りることになる。
ネットの情報も重宝するが、一番、手っ取り早いのはやはり「本」
最近、やっと見つけたこの本。
齊藤孝氏著作の
「本当の頭の良さってなんだろう?」
表紙を見たときに一瞬、漫画なのかな?
と思ったけれども。
漫画ではなかった。
ただし、字が大きい。
そして、数ページ読み続けると「大人向け」の本ではないことがすぐに分かる。
中高生向けの本だ。
ただし、小学校6年生でも繰り返し読んでもらえれば充分、内容を理解することができる。
ありがたいことに、この本、漢字のあちこちに「あるもの」が付けられている。
それは
「ふりがな」
小学生が読んでも読みやすい配慮がされている。
中はこんな感じ。
では文章のレベルが低いのかというと全くそんなことない。
大人の私が読んでも読みごたえがあり、そして腑に落ちることがたくさん書かれていた。
例えば・・・
本のP33にこんなことが書かれている。
本当の頭のよさは「判断力」「誠意」「行動力」でつくられる
僕が刺さった文章の一つ。
ではもう一つ。P137に小学生向けの文章。
本を友達にしたら君は一生、独りぼっちじゃなくなる
確かにその通りだと思う。
実は一番、個人的に小中学生に読んでほしい章は「第7章」。
「何が書いてあるの?」
と興味を持ったならば、実際の本を手に取って読んでみてほしい。
「機嫌」「不機嫌」と
「反抗期」について書かれてあるから。
「自分で自分の機嫌をとる、不機嫌をまき散らさない」
これは生きていく上でとても重要なことだと思う。
齊藤孝さん、数多くの本を執筆され、数多くのテレビ番組に出演されている。
有名なところだと「世界一受けたい授業」なのかな?
この番組は小学生でも知っているよね???
この齊藤先生、めちゃくちゃ本を執筆されている。
僕が見た記事には100冊以上の本を執筆と書かれてあった。
内容は教育学、日本語教育、自己啓発、コミュニケーション技法など多岐に渡る。
少し前だけどベストセラーになった本を1冊紹介。
「声に出して読みたい日本語」
ところで、いよいよ一昨日より12月に突入。
本当に外は寒くなってきた。
寒さとともに中学3年生は徐々に進路を確定させていくことになる。
まずは私立高校の受験校の決定。
一部の生徒にとって私立高校が第一志望の生徒もいる。
選択に悩んだら・・・
⇒まずは調べられることは自分で調べる
⇒身近な誰かの意見を聞いてみる
⇒真剣にきちんと自分で考える
⇒最後は他でもない「自分」が選択をする
これで後々言い訳ができなくなる。
「後悔のない選択」を是非してほしい。