多くの大学には、学部を超えて受ける授業がある。
大学によって呼び名は違うそうだが、僕の大学では
「一般教養」、略して
「パンキョウ」と呼んでいた。
(隣にいた古里先生に聞くと、古里先生の大学では「共通科目」と言ったらしい)。
その中に、『
クラシック音楽と古典絵画』という授業があった。
学生たちに人気の授業で、定員20~30人の授業に200人くらい申し込みが殺到したのを覚えている。
受講するには最初に簡単なレポートを書き、教授に気に入られた者だけが受講できるという選ばれし者(?)の授業だった。
その人気の理由は、他でもない・・・
「テストがない!」(笑)
毎週出席して、年に1度の自分の番に好きな画家、もしくは作曲家を紹介し、あとは他の学生の紹介を聞くだけという、非常にラクチンな授業だった。
当時、長髪に革ジャンでエレキギターを背負った僕がその授業を受けていたのは、かなり異質だったに違いない(笑)
僕がその時授業で紹介したのが、「ニコロ・パガニーニ」。
パガニーニといえば
『24のカプリース(奇想曲)』が最も有名だが、僕が紹介したのは『
カンタービレ ニ長調』という、超絶技巧のカプリースとは全く異なる、ゆったりとした美しいメロディの曲だった。
その時使ったCDがコレである。
経年劣化のためケースは割れてしまったが、久しぶりに車で聴いてみようか。
ということで、実は
少しだけ クラシックも聴くこともあって、11/15(金)に幸田町民会館で行われた、チェリストの
「新倉瞳」さんのコンサートに行ってきた。
これがなんと500円!!
昨日(11/24)の名古屋の宗次ホールのリサイタルは4500円なので、これがいかにお得かがわかるだろう。
幸田町では年に6回、このワンコインコンサートというのを行っているのだが、一流の演奏家をたった500円で観られることもあり、毎年楽しみにしている。
本当に、
幸田町は良い町だ♪
しかも名古屋などの大きなホールと違って、地方公演では終演後に演者によるサイン会があったりする。
新倉さんの昨年の岡崎シビックセンター「コロネット」での演奏会では、残念ながらサイン会がなかったので、今回は楽しみにしていた。
終演後、CDを購入しサインをもらうのだが、僕は必ず当日の感想を演者の方に伝えている。
とはいえ
「今日も素敵な演奏でした!」など、まあ当たり障りのない感想が多い。
すると演者の方も
「ありがとうございます!またお願いします!!」と、当たり障りのない答えが返ってくるのが常だ。
しかし、昨年3月の『
ザ・家康クラシック』の記憶が新しかったため、
「昨年の家康クラシックも楽しかったですが、今日のパーカッションとのコラボもとても楽しかったです!」
といつもと違って、ちょっと具体的な感想を言ったところ、
「あ、そうそう、あの時の私、クイズが全問正解でしたよね~」
と自分から話をふってくれるなど、新倉さんはとても気さくな方でした。
後ろに人が並んでいなかったこともあり、その後も会話が弾み、気づいた時には上下逆さまにサインをもらってしまっていた・・・。💦
自宅に帰り、CDを棚に並べていると、
「宮本笑里、奥村愛、村治佳織、松田理奈・・・あなたのクラシックのCDの棚って、
キレイな女性
演奏家のCDしかないよね~(ニヤニヤ)」
と妻に言われた。
「そ・・・そんなことないよ。ほら、男性の演奏家のCDだってあるぞ!」
「でも、ほら、あの人のCDないじゃん、ご・・・」
はい、それ以上言わない!!(笑)
あ~、世界的に有名な女性バイオリニストの方ね。
うん、確かに持ってませんね。💦
おっしゃる通りです。
でも、その方の弟さんのCDなら持ってますよ!!(笑)
<追記>
パガニーニの『
カンタービレ ニ長調』はこんな曲です。
YouTubeを検索したら、結構ありました♪