春、沢山の出会いが待っている季節。
新学期が始まり、先週今週と早速新たな出会いがいくつかあった。
緊張が感じられる子、初めての場所でも全く動じない子、前からいたっけ?ぐらい初対面の生徒と馴染み過ぎている子、いろいろな子が塾へとやってくる。普段通っているメンバーも、新しいメンバーを迎えることで自分のポジションを探っているようにも見える。
誰もがソワソワしているようなそんな雰囲気。
実は、私もそのソワソワ人間のひとりだ。毎年この時期は特に緊張してしまう(笑)
ニ人三人というレベルではなく、十数人全員初対面、となるとさすがにワクワクを通り越して緊張してしまう。もちろん、そんな雰囲気は生徒の前では微塵も出ていないと思ってはいるが、バレてはいないだろうか…?(笑)
が、そんな緊張を一瞬で吹き飛ばしてくれる瞬間がある。
「こんにちは!」
「こんばんは!」
「お願いします!」
そう、挨拶を交わしたときだ。
たかが、挨拶。されど、挨拶。
とびきりの元気な挨拶を聞くだけで、一瞬で緊張など吹き飛んでいく。むしろ、(元気がいい子だなぁ!早く話してみたい!)とこちらの気持ちまで上げてくれる。
挨拶一つで第一印象が決まると言ってもいいほどだ。
昨日出会った子は、そんな挨拶のプロッフェショナルだった。
塾に来た瞬間にしっかりと頭を下げ、「
こんばんは!」。
授業開始の挨拶も、周りの声をかき消すほどの声で「
お願いします!」。
プリントを渡せば、もちろんその都度「
ありがとうございます!」と気持ちいいぐらいのお礼。
いやいや、私をこんなにもスカッとした気持ちにしてくれる君に対してこちらがお礼を言いたいほどだよ、と思った。
「挨拶は大切だ」と、小さいときから教えられてきた人は多いだろう。学校でも、挨拶運動なるものがあったり、「元気に挨拶をしよう」みたいな貼り紙が学校のところどころにあったりと、なぜとは言わないが、挨拶=常識的にするものだと思って過ごしている人が多いと思う。
もちろん、常識には間違いないが、
挨拶はコミュニケーションを始める際のスイッチなのだと私は思う。全世界、どこを探しても、挨拶が言語化されていない国はない。良好な人間関係を築く第一歩がまず挨拶なのだ。
これから中学生になる子は、通信簿が小学校のときとは大きく変わってくる。5段階評価になるのは大きく変わる点ではあるが、各教科で通信簿をつける先生が違うというのも大きな特徴だろう。週に数時間しか会わない各教科の先生たちに、自分を覚えてもらうことがまずは最重要事項になってくる。(※会う時間が短いのに悪い印象を先に与えてしまうとその後の挽回が難しくなるよ!)
テストができる、実技ができる、のアピールの前に、まずは
挨拶がしっかりできる子、のイメージを植え付けよう。
毎度の授業の流れ作業としての挨拶でなく、「今日も印象よくいくぞ!」という気持ちの挨拶を意識してやってみてほしい。授業へのモチベーションが上がるのはもちろん、先生に必ず認められ、覚えてもらえるキッカケになるはずだ。
その練習に、塾でも沢山元気な声を聞かせてくれるととても嬉しい。
さあ、今日も校舎の前で君たちを待っているよ!
ようこそ、夢現塾へ。