「何事も『対策』と『対処』のバランスが大事」
もう何年も前の話だが、
そんな言葉を目にして
確かになあ、と思った記憶がある。
対策と対処は、
それぞれ辞書やネットで調べたら
意味がいくつか出てくるが、
ここでの意味は、
「
対策」…先のことを想定して
事前に行動すること
「
対処」…何か起こってから
事後に行動すること
例えば、中学生の定期テストで考えてみる。
テスト1、2週間前に範囲表が出るので
それを見てより良い成績が取れるように
「対策」をとることができる。
しかし、数ヶ月以内に習ったばかりの内容がすぐテスト範囲になり、
それを100%網羅して
「もうやることなし!」と言うのは、
なかなか難しい。
もちろん、できる限りの「対策」は必要。
ただ、そこで抜けがあった時に必要なのが「対処」
実際にテストを受けて返却されたとき、
・ケアレスミスで点数を落としたところ
・覚えていなくて点数を落としたところ
・合っていたけれど確信が持てなかったところ
それぞれ見直して、
一度起きてしまったミスに向き合い「対処」することも
実力をつけるには大切なこと。
ただ、最初にも話したように
この2つのバランスが偏ってはいけない。
事前の対策だけコツコツ頑張っても
見直しをせず事後の対処をしないのは、
できないこと分からないことを放置していて
実力が伸び悩むだろうし、
事前の対策は全然していないのに
見直しばかり頑張って
事後の対処に時間をかけすぎる、
というのも勉強効率が悪い。
自分の勉強はどちらかに偏っているかも、
と思ったそこのあなたは
ぜひ自分の勉強方法を一度見直してみると
いいかもしれない。