「楽観的」という言葉の反対語は?
夢現塾の生徒に我々教師から問いかければ。
恐らく生徒たちからは「悲観的」という答えが返ってくると思う。
次に「楽観的」と「悲観的」どちらが良いものという印象を受ける?
と問いかければ。
恐らく「楽観的」との返事が返ってきそうだ。
もう一問。
ではみんなは自分のことを「楽観的な人間」「悲観的な人間」どっちだと思う?
と問いかければ。
きっと、どちらの答えも返ってくると思う。
上記の問いに対する答え。
「楽観的な人間」がよくて「悲観的な人間」がダメという単純なものではない。
楽観主義とは「気楽に楽しく生きればよい」という印象があるかもしれない。
しかし、決してそうではない。
少々たとえ話を。
今からどこか山奥にAさん、Bさんの2名が探検に行くと仮定しよう。
Aさんは、半袖短パンにサンダルという恰好。
おまけに食料は水少々に、チョコレート1枚。
Bさんは、安全靴を履き、防寒具もばっちり持参。
食料は1週間分ほど確保している。
このたとえ話は極端な例かもしれないが。
Aさんが楽観主義。
Bさんは楽観主義ではない。
そのような単純な解釈をしてよいものだろうか?
もちろんそうではない。
Aさんは
「楽観」ではなく
「無謀」という言葉が当てはまってしまう。
Bさんは一見、とても慎重な人という風に考えられるけれども。
「ここまで準備すればあとは何とかなるだろう」という
楽観主義になれる準備ができている人と言える。
本当の楽観主義とは。
「やるべきことはやってあとは何とかなるだろう」
このように考えることができる人のこと。
「ただ何とかなるだろう」と
「やるべきことはやったのであとは何とかなるだろう」
これら2つには大きな違いがある。
この2学期は通学する中学によって9月中旬、下旬で「アレ」が終了している生徒もいれば、10月に「アレ」が控えている生徒もいる。
10月3日には中学3年生全員「アレ」も控えている。
※2日前の渡辺先生の「日報」を真似させてもらうよ。
特に中学3年生にとってこの秋に実施される2回の「アレ」は2学期の通知表の数字を大きく左右するとても大切なもの。
「うまく点数が取れなかったらどうしよう!」
悲観的な考えになってしまうことがあるかもしれない。
ただし、真の楽観主義者であってほしい。
「やるべきことをやったのであとは何とかなるだろう」
この気持ちを持って「アレ」に挑めるように、早めの準備を怠らずに行っておこう。
中学3年生のときの担任の先生が当時、「帰りの学活」で話していたことをふと思い出す。
「あのとき何でもっと一生懸命に取り組まなかったのだろう」
「この後悔の念だけは大切な君たちには持ってほしくない」
あれからずいぶんの月日が経過したが、当時の担任の先生の思いと僕の今の思いは完全に合致している。
最後に英語のことわざを贈ろう!
Never put off till tomorrow what you can do today.
え?英文の意味が分からない?
是非、自分で調べてみよう!
真の楽観主義に積極性が加われば「鬼に金棒」だ。