2週間ほど前の9月15日。プロ野球界では「アレ」の話題で一色だった。
「アレ」とは「優勝」のことである。
阪神タイガースの岡田監督がチームの目標を「優勝」と言わずに「アレ」と表現。見事に9月15日に見事にセリーグ優勝を果たした。岡田監督が最初に「アレ」を使ったのは10年以上前のオリックスの監督時代。優勝経験のない若いチームがパリーグの優勝争いの中で、「優勝」という言葉に緊張しないようにとの配慮から「アレ」を使っただそうだ。
断っておくが、僕は中日ドラゴンズファンである。中日の「アレ」に歓喜したのはもう10年以上前のこと。「アレ」争いが当たり前だったあの頃が懐かしい。最近は楽しいのは5月くらいまでである。早々と「アレ」争いから脱落していくドラゴンズの姿が悲しい。
そういえば今年の阪神のメンバーも若い。チーム最年長が32歳の西投手。18年前の優勝経験者は監督やコーチのみ。優勝未経験の若手が優勝に緊張どころか「アレ」を楽しんでいる雰囲気があった。ああ羨ましい!
さて「アレ」は指示語である。「アレ取って」「アレは良かったね」「次はアレだね」など、会話や文章の中での「アレ」は「アレ」が明確であるから使えるのであって、いきなり「アレ」と使っても伝わらない。そこまでの過程や流れ、意思の疎通が大事なのである。
では夢現塾生の今の旬の「アレ」といえば・・・
まずは小学生。今週国語で開催されている「アレ」を一発合格してほしい。そう、手が疲れる「アレ」だ。
そして中学生。「アレ」が終わった学校もあれば、これから「アレ」が始まるという学校もある。結果を楽しみにしているぞ!もちろん「体育大会」じゃないからな。
そして受験生。「アレ」に向かって燃えまくれ!特に「アレ」が終わった中学校の生徒は「アレ」をやりまくれよ!最後の「アレ」は5冊の「アレ」だぞ。