日本語は、1文字違うだけで意味が変わってくる。
私「は」可愛いです。
私「が」可愛いです。
私「も」可愛いです。
私「こそ」可愛いです。
私「だって」可愛いです。
そこが日本語の面白いところであり、難しいところでもある。
さて、2022年が幕を上げた。
教室内に「明けましておめでとうございます。」という声を響かせ、今年最初の授業を始めていく。
不思議なもので、「おめでとうございます。」とこちらが頭を下げると、生徒たちも丁寧に深々と頭を下げてくれる。
「成績上がってるよ!すごい!おめでとう!」
と言ったところで頭は下がらないのに、同じ「おめでとう」でも、新年の挨拶の威力はすごいものである。
身を引き締めさせるパワーワードなのだろうか。
そんな丁寧な挨拶に続く言葉は、「今年もよろしくお願いします。」がメジャーなところだろう。
しかし、個人的にはその後に続く言葉として、意気込みがほしい。声に出すことで願いは叶いやすくなるからだ。
ここで登場するのが先程の主語。
今年「は」頑張ります。
今年「が」頑張らないといけない年です。
今年「も」頑張ります。
今年「こそ」頑張ります。
今年「だって」頑張ります。
この意気込みひとつにしても、1文字違うだけでやる気の度合いがバレてしまう。
日本語とは本当に分かりやすい。
私はというと、正月太りを解消できずにダラダラと食べ続けている自分に叫びたい。
今年「だって」頑張れよ!と。
今年みんなの頑張りたいことは何だろうか?
そしてその度合いはどのぐらいだろうか?
「は」「が」「も」「こそ」「だって」のどれを選んだかは分からないが、どれもすべてみんなが心に誓った意気込みだ。その後ろに続く言葉はすべて「頑張る」に繋がっている。
やろうと決めたことを、しっかりと続けられることができれば、君たちの思い描く理想の未来は必ず現実のものとなる。
安心してね!つまずいたときは、今年「も」相談にのるから!