『鳥川(とっかわ)ホタルの里』をご存知だろうか?
3年前に緑丘校のY君に教えてもらった、岡崎市のホタルの名所だ。
額田地区の山奥の鳥川(
とりかわ)町が正式な名前だが、地元の方々には「
とっかわ」と呼ばれている。
毎年ここではホタルが乱舞していると聞き、3年前に1度訪れたのだが、残念ながらその時は写真のような乱舞を見ることはできなかった。
例年はインターネットで、ホタルの飛翔状況を毎日確認できるのだが、昨年、今年とコロナ渦の中、混雑しないように・・・ということで、情報は非公開になっている。
まあ、数匹でも観られたらいいかな?くらいの軽い気持ちで、2週間前の15日(火)に出かけてみた。
到着したのは午後7時半すぎ。
日没直後の空はまだわずかに明るく、ホタルの姿は全く見当たらない。
「あれ?もしかして今日はゼロかな?」
そんな不安を抱きつつ、写真の川沿いを歩いていると、「いたっ!」
一匹・・・二匹・・・三匹・・・とふわふわとやわらかにホタルが舞い始める。
オスのホタルは空を飛び、メスを探す。
メスはそのオスを待ち、草むらの中で光っている。
ざっと見渡すと視界には10匹くらいのホタルが見え始めた!!
が、この日はこれがピークで、場所を変えてもそれ以上のホタルを見ることはできなかった。
その後、トイレに行きたかったこともあり『岡崎市ホタル学校』へ向かう。
『岡崎市ホタル学校』とは、平成22年に閉校した鳥川小学校に作られた、ホタルの生態などをパネル展示する施設だ。
6月中は午後9時まで開いており、ボランティアの方々もそちらで解説をしてくれる。
目的はトイレだったのだが、入り口入ってすぐ、壁に飾られた小学生のポスターが僕の目に入ってきた。
今の子たちは絵が上手いよなぁ・・・となんとなく見ていると「ん!?」見覚えのある名前が。
六名小5年のHさん・・・あれ?中2のHさんの名前が。
ということは・・・よく見ると『平成30年度優秀作品』と書いてある。
へ~、3年経ってもまだ本人に戻ってこないんだ(笑)
もしかしたら他にも・・・と探すと・・・あった!!
南中3年のAさんの、6年生の時の作品もあった。
10枚そこそこしか掲示されていない中に、なんと2枚も夢現塾生の作品があるではないか!!
興奮して思わず写真を撮る僕をみて、ボランティアの方が不思議そうな顔をする。
「うちの生徒なんです!」
言葉足らずの僕を、すかざず妻がフォローする。
「塾の生徒さんの作品があるので、写真を撮っているんですよ。」
うん、確かに妻のフォローがなければ、小学生のポスターの写真を撮りまくるちょっとヤバいオッサンに見えたことだろう(笑)
この日、ホタルの光る姿は思ったほど見ることができなかった。
しかし夢現塾生たちの光る姿を見ることができ、目的は果たせなかったが、満足感と充実感の中、帰路に就いたのだった。