先日の18日、公立高校の合格発表の日。心配されていた天気は快晴だった。
夢現塾ではこの日「卒業生を送る会」が実施された。
中学3年生のほぼ全員が豊田市の花遊庭に集結。
会の詳細は
18日の目黒先生の日報を確認してね!
雰囲気がとってもよく分かる写真がたくさん掲載されているぞ。
保護者の皆様、ご送迎本当にありがとうございました。
実はこの会には参加条件がある。
それは卒業の作文「夢現塾の思い出」を提出すること。
例年、第一志望校に合格した生徒の表情は晴れ晴れとしていて問題はない。
しかし、第一志望校に合格を果たせなかった生徒の激励、私たち教師はそれを絶対欠かすことができない。
高校に向けた激励を必死に行っていると時間はあっという間に過ぎ去っていく。
例年「送る会」当日はばたばたしていてじっくりと生徒たちが書いてくれた作文に目を通すことができない。
送る会終了後、担当していた岡崎本校・幸田校の作文に目を通しながら、翔南中のTくんの作文に驚きを隠せなかった。
こんなこと考えてくれていたの?????
私に対して?????
書かれていた作文の内容をすべて伝えることはできないけれど。
実はTくんには作文の内容を伝えてもいいと電話で許可はもらっているけれど。
書かれていた内容を一言で表すと・・・
「あなた(私)の授業を受けて英語が嫌いではなくなった」
「あなた(私)に出会えたことが夢現塾に入塾して一番良かったこと」というものだった。
20代の新人の頃、同じような言葉を美川中の男子生徒から1枚の手紙でもらった。
ビール、おつまみも同時に添えて。
ものすごく感動したことを今でも覚えている。
Tくんからの作文を読んで、25年以上も前、あのときもらった手紙のことをはっきりと思い出した。
ストレートな「あなたに出会えてよかった」という言葉。
素直に嬉しい。
記憶に残る教師になりたい、そんな思いで塾講師を今まで続けてきた。
今一度、初心にかえらなければという気持ちにさせられた。
点数を取らせられる授業をしているか?
授業に創意工夫が見られるか?
変に慣れてしまっていないか?
などなど。
私自身が自問自答をしなければいけないことは山ほどある。
忘れかけていたことを考える大きなきっかけをくれたT君には感謝しかない。
高校で困ったことがあれば、いつでも岡崎本校に遊びに来てほしい。
一人の教師として、大人として何かアドバイスできることがあると思うから。
喜びも束の間、今、夢現塾は今週の金曜日から始まる「春期講座」に向けて、準備に余念がない。
毎日、岡崎本校には春期講座の申し込み電話が鳴っている!
最高の授業を贈りたい。
そして、いつの日か「あなたに出会えてよかった」
そんな思いの生徒を増やすこと、そして・・・
「夢現塾」に出会えてよかった。
そんな思いの生徒を増やすこと。
それが私の仕事。
夢現塾で初めて行った授業を忘れず、初心に戻りたいと思う。