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夢現塾日報 blog

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送る会でのある出来事(渡)

2021.03.22

昼間の陽気の余韻が残る午後6時。

僕は三河豊田駅のロータリーに一人たたずんでいた。

 

「卒業生を送る会」の会場へバスで移動する生徒は駅まで電車で来る。そしてここからバスで会場に移動するのだ。集合時間は過ぎ、すでにバスは出発している。だがバスで行く予定の生徒でまだ駅に到着していない生徒がいる。電車に乗り遅れたと連絡があった生徒、そして連絡がつかない生徒を僕は待っている。

 

電車が到着するたび改札口前に移動し、視線を送る。が、待てども来ない生徒。心配になる。

 

小さな駅とはいえ、会社や学校帰りの多くの人が行き交う時間帯。集合場所として目立つということで選ばれた夢現塾一の長身の僕は、生徒に分かりやすいようにと背中に「夢現塾」のロゴが入った銀色のベンチウォーマーを着ている。片手には名簿を挟んだバインダー。おそらく多くの人は、駅前でアンケートをとっている人だと思っているのだろう。視線を合わそうとはせず足早に過ぎ去っていく。

 

 

会場から連絡が入る。

「○○と△△はもう会場に来ています。」

ほっと一安心。だがまだ終わっていない。バスに乗らないと予定を変えたのなら、そのことを事前に連絡をするのが大切なこと。夢現塾卒業前に彼らに最後の「指導」をしなければ。

 

 

会場に戻って彼らを探そうとするが、会はすでに始まっている。生徒への声かけやコロナ対策の注意喚起、写真撮影などをしながらの捜索は、広い会場のせいもあって難航する。結局見つからない。こうなれば最終手段。最後の教師陣からのスピーチで、僕は強引に彼らの話題を突っ込んだ。

 

 

会が終わり帰りのバスに乗る生徒の点呼のために会場の玄関に行く。神妙な顔で彼らがダッシュでやってきた。

 

「先生、すみませんでした!」

「こういう時は事前連絡が大事だぞ!次から頼むな!」

「ハイ!」

 

元気のいい返事。最後の最後まで世話を焼かせやがって。でもこういうところを含めてかわいい夢現塾生の生徒たちだ。と感慨にふける間もなく彼らの一声。

 

「先生、最後にいっしょに写真いいですか?」

 

こういうところがやっぱりかわいい。笑顔で彼らと記念撮影。

 

 

高橋先生の最後のあいさつで終わった夢現塾17期生の卒業生を送る会は、僕の中では3分遅れで無事終わることができた。

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