わたしは今、大阪駅に降り立った。
天気は晴れ。気温は少し肌寒い。
カーディガンを羽織り、大阪環状線に乗り換える。
目的地はもうすぐだ。
徐々に増えていく人たち。
みんな足取りがワクワクしている。
あの子たちは服がお揃いだ。グリフィンドールの黄色いマントが風に靡く。
あの家族連れは常連さんだろう。ミニオンのポップコーンの入れ物を持ち歩いている。
お気づきだろうか。そう、わたしは今USJに向かっている。
3月の時はコロナウィルスの影響で行くことができなかった。今日はそのリベンジ！(以前のブログ参照）
チケットを持ち、妹と入場列にならぶ。
「あっちの方が早くない？」妹が言う。
しかし私も譲らない。
「ここは手荷物検査の人が2人いるからきっと早いよ。」
そんなことを言いながらゲートをくぐる。
私たち姉妹は船推しだ。
はじめに乗るのはジュラシックパークザライド。70分待ち。気合で乗り切る。運良く1番前に乗れた。「時間それは悠久のながれ」とアナウンスのモノマネをしながら進んでゆく。1番前は最後にびしょ濡れになる。覚悟を決め、カバンを死守しながら坂を降りる！濡れた！びしょ濡れだ！しかし、たのしい！！！！
続いてジョーズに向かう。ジョーズは向かって左側に乗るのが好きだ。人数を数えながら左側に乗れるかドキドキする。順番が来た。あいにく真ん中。少しショック。お姉さんの案内で船が進んでゆく。あぁ！アミティー3が沈んでしまった！大変だ！あ！サメだ！食われる！爆発した！高圧ケーブルで黒焦げだ！！助かった！！ …ここで見た大きなお魚さんの話は秘密にしておこう。
コナンレストランの予約時間になった。
案内された席に座る。注意事項がアナウンスされ、ドリンクが配られる。
演者さんがセリフに合わせて動く。完璧だ。安室さんもそっくりだ。ニヤニヤする。
おいしい料理が運ばれてくる。ステージを見つつ食事をするのは大変だ。忙しい。しかしコナンファンの私は作品の中に入っていくような気がしてとても幸せな気分になった。
その後いくつかアトラクションに乗り、日が暮れてきた。新幹線で帰るため最後まではいられない。家族にお土産を買う。妹が可愛い缶のクッキーをカゴに入れてきた。仕方ないなぁ、そう思いながら妹の分も購入する。
新大阪駅に着くと、またしてもお土産にリクローおじさんのチーズケーキを購入するため中央口に向かう。焼きたてのチーズケーキを作る様子を見ながら並び、無事ゲットする。
自宅まで2時間ほど。温かいまま持って帰れるだろうか。膝に乗せ２人がけのD・E席に座り、妹と家路に着く。
・・・という、ゴールデンウィークを送るはずだったのに。
そう思いながら私は今、このブログを書いています。
テレワークのため自宅で、映像授業の内容を推敲しつつ、かなしいかな妄想にふけっております。
外出自粛の今日この頃。地図や観光雑誌、ウェブサイトなどを見ながら『妄想旅行』をしてみるのはどうでしょうか。
