A long time ago, in a place far, far away …
遠い昔、はるかかなたの場所で・・・
ROBIN MASK
少年が描いたロビンマスクの絵が電話機に吸い込まれ、
離れたもう1つの電話機から同じから絵が出てきた。
少年はフォースの存在を確信するとともに
情報社会のダークサイドの恐ろしさを学んだのであった。
(「スターウォーズ」のオープニング風に)
小学校低学年の時の、地元高知市で開かれたイベントでの出来事を今でも鮮明に覚えている。イベントのお姉さんに「好きな絵を描いてね」と促された僕は、今から何が起こるかも知らされないまま、当時の最大限の画力を駆使してロビンマスクを描き上げた。するとお姉さんは僕のその力作を奪い上げ、おもむろに電話機に突っ込んだのだ。
数メートル離れた電話機から、僕が描いた絵と全く同じ絵が出てくる。と同時に起こったどよめきと失笑は今でも忘れられない。まさか他人に自分の絵をさらされるとは知らずに、ロビンマスクの角を巻貝状のいわゆる低レベルな例のものに変えて描いていたのだ。
家庭用FAXの紹介イベントと理解できたのは後のこと。FAX機能のすごさより、プライベートなものを公衆の面前にさらされることの恥ずかしさ、情報社会での個人情報が漏えいすることの恐ろしさを大いに学んだイベントであった。
さて夢現塾では、あのころの最先端の伝達手段FAXではとうてい不可能であった「動画配信授業」「オンライン自習室」が行われている。そして、先日の高橋先生の日報にあったように、こんな状況だからこそ頑張る塾生に楽しんでもらいたいと自然発生した「オンライン自習室」のエンディング。
こういったものは離れた場所でもお互いが繋がっている意識があってこそ成立するもの。僕みたいな恥ずかしい思いをしないように、SNS等を利用する際はみなさんご注意を!
※注 ロビンマスク
漫画「キン肉マン」に登場する架空の人物。イギリスの名門ロビン一族出身のエリート超人で正義超人のリーダー格。不忍池でのアトランティスとの戦いで池からロビンの顔がのぞいた時には・・・(以下省略)