「ギャー」
鏡に映った自分を見て驚いたのは2月下旬。
左目の白目の部分の右半分(ややこしい)が真っ赤に染まっていたのだ。
まずは記念にとスマホで撮影していたのだが、衝撃的なその写真の掲載は控えたい。
スマホで撮影する余裕があったのは、以前に同じような症状になったことがあったからだ。痛みやかゆみは全くないのも同じ。だから朝起きてから鏡を見るまでは全く気付かなかった。ただ今回は赤に染まったその面積が以前の3倍の大きさ。濃さも3倍?黒目の下を確認すると、これまた見事に真っ赤に染まっている。若干ひいた。
当日朝から受験生3年生(当時)の授業。あえて目のことは触れずに授業を進める。受験生に余計な心配をさせたくない。普段から細い目をさらに細くしながら授業を続ける。さすが受験生。面接での重要なポイント「人が話している時は目を見て聞く」をしっかり実行しているじゃないか。ああ、気づいた生徒がどんどん増えてきた・・・。今日は見ないでくれ。
病院では「2週間ほどで自然に治る。見た目に驚いてしまうが、何も心配することはない。」と前回と同様の説明を聞いた。どうせ簡単に治らないのならとポジティブにいこうと、そこから1週間はまるまる授業のネタに利用させてもらった。
激励授業のスピーチでも「左目が赤で右目が白。紅白でめでたい。」と話したが、僕はなるべく物事をポジティブに考えるようにしている。自分で言うのもなんだが、なかなか繊細なハートの持ち主で、ネガティブに考えると精神的・肉体的に悪影響を及ぼすことを経験してきたからだ。
世の中はコロナウイルスの影響でネガティブな空気が漂っている。でも、その空気にのまれて必要以上にネガティブになることはないと思う。さすがに「楽しむ」とまではいかなくても、未来につながるプラスの経験になると思いながら僕は今を過ごしている。