「やばい!肉が燃え出した!!」
「誰だ。こんなタイミングで、たこ焼き頼んだのは!!」
「先生、こっちに来て肉焼いてくださいよ~。」
ご想像通り、僕は焼肉屋に来ている。
ご存知の方もいらっしゃるかと思うが、再度お伝えしておこう。
夢現塾には定期テスト後に『祝勝会』という“ご褒美”が存在する。
その基準は、
A:学年順位ベスト5のうち4名以上が夢現塾生であること。
B:学年順位ベスト10のうち7名以上が夢現塾生であること。
※いずれの場合も、学年1位がいることが条件(つまり、2位~10位まで9名いても達成とはならない)。
今回は幸田中3年生の1学期中間テストの『祝勝会』。
1位・2位・3位・5位・6位・9位・10位と、学年順位ベスト10のうち7名が夢現塾生であった。
この学年にとって、2度目の『祝勝会』。
前回は、生徒4人と僕の1テーブルであったが、今回は隣り合う2テーブル。
やはり人数が多いと盛り上がる。
あっという間に注文終了時間はやってきた…。
店の外。
強い光の星々と強い冬の寒風が、子ども達に今日の会の終わりをはっきりと告げていた。
彼ら彼女らは3年生。これが最後の祝勝会。
迎えの車が来ていてもなかなか乗り込まない子。
車が来ないことを祈っている子。
ひと時の休息の余韻に、まだ浸っていたいのであろう。
受験生達の夢現塾での日々は残り3か月。
この冬、いよいよラストスパート。
冬が終わり、春にはゴールが待っている。
さぁここから、もうひと踏ん張り。
中3生達の努力する姿が、成長していく姿が、それを見た後輩達をも成長させる。
夢現塾、成長の冬が始まった…。