動物園や水族館で、以前は当たり前のように見ることができた動物たちが、現在はなかなか見ることができなくなっている。ワシントン条約で、絶滅の恐れが高い動物の商業目的の取引が禁止されて以降、希少な動物たちが日本から次々と姿を消している。
先日放送のTV番組「マツコの知らない世界」で紹介されたカラカルという動物。ネコ科の動物でジャンプ力がすごいらしい。日本に2頭しかおらず、そのうち1頭が三重県の動物園にいるという。たまたま三重県旅行を計画しており、予定にねじ込んで訪問してみることにした。
が、肝心のカラカルの展示スペースには、バックヤードで休憩中なのかそれらしき動物はいない。しばらくすれば出てくるのではと期待して、少し離れたところで待ってみる。駐車場には県外ナンバーの車も多くあり、同じように番組を見て来園したであろう人たちがやって来る。そして同じように展示スペースの前で残念そうに立ち尽くしている。しばらく待ったが結局カラカルは出てこず、来園者たちのがっかりリアクションを観察するという謎の観察時間が過ぎていったのだった。
今ならネットやVRなどで、実物を見なくてもかなりリアルに伝えることができるが、昔はそうはいかなかった。象や虎として描かれた昔の絵は、伝聞と想像で作られたデフォルメされたものが多い。和歌山県のあるお寺の襖絵の虎は、虎のしま模様以外はどう見てもかわいらしい猫である。(絵の詳細は「無量寺 虎」で画像検索してみてね)
塾の授業の様子もなかなかリアルに伝えることは難しい。教師と生徒たちで作り上げる1コマ1コマの授業は、やはりそこにいないと味わえない特別なものである。
夢現塾では現在春期講座を受付中。今いる塾生と、新たに参加する講座生を巻き込んで、どんな授業を作っていこうかと、肩を回して楽しみにしている今日この頃である。