先週はお休みをもらっていた。
前半は母親の顔でも見てこようと、実家のある長野に一人で帰省していた。
後半は岡崎市のキッズデイズも重なっていたため、少し遠出ができればと思っていたのだが、家族内で発熱があったため、急きょ今回は長野でのんびりすることになった。(汗)
歳をとった母親と一緒にゴミ出しや草取りをし、お茶を飲みながらテレビを見ているという穏やかな休みになった。(笑)
ふと目に入ったのが、夢現塾の先生たちも好きな「プロジェクトX」だった。
その時の内容は「水道との闘い」、見た生徒もいるかな?
内戦後の混乱が続くカンボジア(舞台は首都プノンペン)で、日本の水道局の人々が安心して飲める水道を引く物語だ。
僕たちの生活は、蛇口をひねればそのまま飲める水が出てくる。
海外に行ったことがある子は知っていると思うけれど、こういった国は実は少ない。
水道水が安全に飲めるのはわずか数か国なのだそうだ。
(アジアでは日本だけ!外国では歯磨きの時も水を飲まないように気を付けなければいけないぞ!)
当時はホテルの水道から濁った水が出てきたそうだ。
水が悪いと病気も広がる。水はすべての基本なのだ。
水道局の人々が滞在していたホテルが襲われる事件も起こり、命の危険を感じたこともあったという。
そんな困難を乗り越えながら日本の厳しい水質基準もクリアする水道が着実に広がっていった。
「盗水(とうすい)」言葉を知っているだろうか。
きれいな水が手に入らない地域では、水が売れる。
だから、次々と水道水が盗まれて転売されていたというのだ。
こんな犯罪が起こっていることも衝撃だった。
現在プノンペン市内の水道普及率は90%を超えたそうだ。
でも、国全体ではまだまだ水道を利用できる環境ではない。
あとの人たちに技術を託した水道局の人々の熱い思いに感動しながら見ていた。
水が当たり前に飲める、そのことがいかに大切なことか、改めて感じた。
ちょうど、そういった時、Unicef(ユニセフ)のCMも目に入った。
世界では今も22億人が安全に管理された水道が利用できないのだそうだ。
日本の素敵な当たり前を、みんなも未来につなげていこう。