ずいぶん前に似たようなことを書いた記憶があるが、どういうわけか過去の記事がどうしても見つからなかった。
代わりに、3年前の春の記事が見つかり、この出来事を懐かしく感じた。同時に、こんな凄い出来事をすっかり忘れていた自分にも驚いた(笑)。
いったい何者?(目)
大人ならば(子どもでも)、自分の人生に影響を与えてくれた人や物がたくさんあるだろう。
「人」でも「物」でもたくさん思い浮かぶが、小学4年生の時に出会った「銀河鉄道999」は、僕にとってかなり大きな存在だった。
テレビ放映が始まったからなのか、当時大好きだった先生がメーテルのように髪の長い女性だったからなのか、とにかく僕らの周りではむちゃくちゃ流行っていた。
特に僕は、主人公・星野鉄郎がカッコいい「劇場版 銀河鉄道999」が大好きになり、映画パンフレットや小遣いで買った雑誌を穴が開くほど読み込み、友達と語り合った思い出がある。
この頃、とにかく欲しかったのは「コスモドラグーン(戦士の銃)」と「銀河鉄道999の無期限パス」だ。小4生の僕にとってはかっこよくてたまらなかった。
実は20年ほど前に、モデルガンの「コスモドラグーン(戦士の銃)」をオークションで手に入れ、さらに劇場版のDVDセットも購入。その後も何度となく視聴しているほどの大ファンである(笑)。
映画の中の惚れ惚れするセリフは、今でもはっきり覚えている。小学4年生の僕は、そのあまりのカッコよさに、メモ帳に書き写した記憶もある。
一番は、主人公・星野鉄郎が宇宙に存在する巨大な敵と戦う前に、同じ志を持つ宇宙海賊キャプテン・ハーロックが言ったセリフだ。
男なら、危険をかえりみず、死ぬと分っていても行動しなければならない時がある。負けるとわかっていても戦わなければならない時がある。
「男の美学」を初めて学んだ10歳の時であった(笑)。
最近もDVDを観たが、今観てもこのシーンはかっこよくて震える。
ちなみにこの数年後、再ヒットした「男の勲章」によって、僕の「男の美学」は98%完成した(笑)。
ただ、これらの影響でずいぶん損をしたこともある。
自転車で走行中、黄色信号を見て「男なら、危険をかえりみず…」と思ってしまい、死にかけたことがある。
また、埼玉県の大宮駅で、ベンチに座っていたヤンキーが唾を吐き、それがつま先にかかりそうになった時も「男なら、危険をかえりみず…」と思ってしまい、「ざけんじゃねーよ!!」と首元を掴んだところ、立ち上がった相手があまりに大きく強そうで、ボコボコにされてしまった(涙)。
「男の美学」は難しい(笑)。
ちなみに「銀貨鉄道999」のテーマはとても重い。
10歳の僕は、「機械の体か生身の体か」という選択について先に何度も考えたが、未だにそんな時代は来ていない(笑)。
他にも心を打つセリフがいっぱいある。
メーテル
男の子が、若者が、一生に一度は迎える旅立ちの日が来たのね。負けることなど考えてもみない。そして、生涯忘れることの出来ない旅立ちね。鉄郎、あなたの旅は今、始まったのよ。
あなた、お幾つ?鉄郎は若いわ。若者はね、負ける事は、考えないものよ。一度や二度しくじっても、最後には勝つと信じてる。それが本当の若者よ。昔は、そんな若者が大勢いたわ。
アンタレス
これだけは教えてやろう。機械伯爵に会ったらいいか、撃たれる前に撃て。相手が涙を流しても許しを請うても容赦なく撃て。たじろいだりひるんだりしたらお前の負けだ。それが宇宙で生き延びる唯一の道だぞ。
トチローの母
それはね、私のたった一人の息子の物なんだよ。その銃も、その帽子も何度も死線を越え、危険をくぐり抜けてきた物なのさ。そしてね、息子はそれを置いたまま、行っちまったよ。お前さんも、いつか時が来たら、お父さんやお母さんのところにお帰り。死ぬまでは一度はね。でも、私にはわかっているんだよ。あの子は二度と生きてうちに帰ってくることはないってね。それでも行くなとは言えないんだよ。わかっているのにね。母親なのにね。男の子だもんね、息子は。男の子を産んだんだからしかたがないよね。
鉄郎
機械伯爵や、機械化人を見ていると、永遠に生きることだけが幸せじゃない。限りある命だから、人は精一杯がんばるし、思いやりや優しさがそこに生まれるんだと、そう気が付いたんです。機械の体なんて、宇宙から全部なくなってしまえと。僕たちはこの体を、永遠に生きていけるからという理由だけで、機械の体になんかしてはいけないんだと気が付いたんです。だから僕は、アンドロメダの機械の体をタダでくれるという星へ行って、その星を破壊してしまいたいのです。
老パルチザン
生きたかったら、命ある限り歩け。生き続けたかったら、命ある限り戦え。気力を失ったら死ぬぞ。
何度観ても感動し、いつも勇気をもらえる。
その作者である松本零士先生の展覧会が名古屋市美術館で開催されていたので、感謝を込めて行ってきた。
館内では至るところで映像も観ることができ、作品の美しさと壮大さに改めて感動した。
ちなみに、僕が細めの女性を好きになったのは、この先生の影響だと強く実感した(笑)。
最後にグッズ販売コーナーの脇に「ガチャポン」があった。
よく見ると、小さい頃にどうしても欲しかった「銀河鉄道999の無期限パス」!
2回目で当たった!!
いい歳なので少し恥ずかしいが、やっぱり嬉しい!!
今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。
今、万感の思いを込めて汽車がゆく。
一つの旅が終わり、また新しい旅立ちが始まる。
さらばメーテル。
さらば銀河鉄道999。
さらば俺の少年の日よ(笑)。