(まだ7月始まったばかりだよね…?)
ジメジメした暑さの中、私はそんなことを思いながら康生通りを歩いていた。
首や腕、いたるところがベタベタする。ハンカチで汗を拭いても拭いても、絶えずおでこから汗が垂れてくる。
お気持ち程度にハンディファンで顔に風を当てるが、結局外の空気が温かいので、顔に当たるのはぬるくてあまり気持ちよくはない風だった。
それでも、行きたかった場所がある。
前回の日報で「脱・出不精宣言」をした際に行きたいと書いていた、『オーカジェラート』というジェラートのお店。
6月にも何度か行こうと考えていた日があったのだが、運悪くどの日も雨が降っていたため、3回ほど断念。
「雨降ったくらいで諦めるなよ!」
という声が聞こえてきそうでもないが、ここは少し弁明がある。
初めて行くところに対しては、楽しみでもありつつ、不安や緊張の方が大きくなってしまう私。
それゆえに、Instagramの投稿やGoogleのストリートビューで予習をしたところ、お店自体はキュッと小さく、中で食べられるスペースはなかったのだ。代わりに、そのお店の手前にスペースはあるのだが、屋根がない。屋根がないところで、傘を持ちつつ、カップに入ったジェラートを食べるというのは至難の業。
そういうわけで、雨の日に行くのは諦め、晴れもしくは曇りの日を待っていた。
そしてついに、その日を迎えた。
朝目が覚めて、一番にカーテンを開け、絶好のジェラート日和(?)であることを確認。
かなりの遅起きなので、起きたときには既に開店の11時を少し過ぎていたが…準備をして、車に乗り込み、マップを設定してお店へ向かった。
国道1号線をまっすぐ走り、途中で曲がって康生通りに入る。お店には専用の駐車場はないため近くのパーキングに駐車して、そこから歩いてお店へ向かう。少し歩いたところで、Googleマップで予習した景色が見えた。あとは、予習で覚えてきた道を進み、それほど時間はかからず目的地に到着した。
ちょうど私が着いたときには他にお客さんがいなかったため、じっくり店内を見る間もなく、ササッと注文。今回は、「西尾抹茶」と「のんほい牛乳」という味をチョイス。元々この日報で報告しようと思っていたため、頼むから溶けるなよ!!と念じながら、急いで一枚証拠写真を撮った。
暑くなってきたこの季節に食べるジェラートは、当然だが美味しかった。
今度は誰かと一緒に来たいな、とか、次来たらあの味食べてみたいな、とか考えながら一人で黙々とスプーンを口に運んでいた。
できないことをできるようにするには、誰かに宣言してみるもんだな、と思いつつ、また次の目的地を探す検索の旅が始まっている。