緑丘校や六名校の生徒たちは知ってのとおり、4月末に椎間板ヘルニアの手術を行った。
1月中頃に発症して以来3ヶ月、まともに50mも歩くことができない苦しい日々だった。
そして、5/3に退院して、はや3週間以上が過ぎた。
日ましに回復しているのを実感し、歩ける幸せ、普通の生活ができる幸せをしみじみとかみしめている毎日だ。
ということで、先週5/21(火)に、ず~っと行きたかった奈良国立博物館で開催中の、この展覧会に行ってきた。
前日から前乗り込みし、9時30分の開館に合わせ奈良公園にある国立博物館に向かった。
平日ということもあってか、奈良公園内には日本人の姿は少なく、鹿と外国人観光客ばかりだ。
会期終盤ということもあり、そんなに人はいないだろうと高を括っていたのだが、博物館の『新館』入り口前には、すでにチケットを買う人で大行列ができているではないか!?
これには思わず、前売り券を買っていない僕ら夫婦は「出遅れた!」と後悔した。
しかし、待てよ…だったら…
『旧館』側から入ればいいんじゃね?
そうなのだ。
奈良国立博物館は、明治時代に建てられた『旧館』と、昭和に建てられた『新館』からなり、地下通路で繋がっている。
そう、どちらからでも入館可能なのだ。
案の定、皆それを知らないのだろう。
『旧館・なら仏像館』のチケット売り場には人はおらず、幸運にもすぐにチケットを購入し、入館することができた。
『なら仏像館』は、昨年8月と今年の正月にも訪れているが、毎回微妙に展示されている仏像が変わっていて楽しい。
※昨年8月は公園内を歩くおばあさんに突然声をかけられ、展覧会の招待券(1800円相当)を1枚いただき1人分の料金が浮き、今年の正月は近くの春日大社でこれをゲットしたため、『なら仏像館』に2人とも無料で入館することができました♪(料金:一般700円)
そして、新館の空海展は、平日にも関わらず、人、人、人。
奈良公園は外国人ばかりだったのに、こちらには日本人の年配の方ばかり。
てっきり空いていると思っていたが、全くもって見込み違いだった。
そして、旧館と新館の展示物を観て、会場を出てきたのが11時半。
新館チケット売り場前の行列は、まだまだ続いていた。
ただ、2時間前と違っていたのは、その行列に外国人の方々の姿が増えたことだった。
きっと『空海』のことは知らないだろうが、日本の文化に触れようと国立博物館を訪れてくれたことだろう、本当にありがたい。
ああ、こんな時に英語が話せたらなぁ~・・・チケット売り場がもう一つあることを伝えられたらなぁ・・・。
脳内で英単語を並べ、考える・・・が、うん、ダメだ。
とてもじゃないが、自分から話しかけられるようなレベルじゃない。
もちろん向こうから話しかけられたら、そりゃあ全力で頑張りますよ。
今年の正月も、東大寺法華堂前で大仏殿への道を聞かれたときだって、
「ごーすとれーと、たーんれふと!」
と、バリバリのジャパニーズイングリッシュで案内しましたから。(笑)
でも、自分からとなると・・・(汗)
このブログを書く前に、こういう時どう言ったらよかったのかな?と安田先生にきいてみた。
「There is another entrance over there.
とかだったら、中学レベルの英語で、分かりやすいと思いますよ。」
うん、だからその中学レベルの英語が、スッと出てこないんだってば(泣)
でも、そんな中学レベルの英語力よりも僕に足りないのは、つたない英語であっても話しかけるという
「積極性
」なのかもしれない。
ただ今中3生諸君は、(もう終わった中学、9月の中学もあるけど)修学旅行シーズン真っ只中だね。
東京には外国人観光客の方々が、たくさんいることだろう。
君たちは僕なんかより、ずっと英語力があるんじゃないかな?
僕にはできなかったが、これから修学旅行に行く子たちは、ぜひ積極的に外国人の方々に話しかけてみてほしい。
外国人旅行者が、旅先の日本で親切な子どもに出会えただなんて小さな国際交流ができたら、なんて素晴らしいことだろう。
夢現塾生諸君、日本のPRをよろしく頼むよ!