※この日報は途中までが10日前の日報と同じである。
出だしは同じでも、結末が違う『もう1つの物語』である。
夢現塾の卒業生たちが最後に書く作文『夢現塾の思い出』。
そこで一際多く出てくる単語。
それは『楽しい』である。
授業が楽しかった。
先生が楽しかった。
塾が楽しかった。
勉強が楽しいことがわかった。
そう。
勉強だけは「楽しかった」ではなく「楽しいことがわかった」と言葉が続く。
『授業』『先生』『塾』はお別れだが、『勉強』だけはお別れではない。
これからも生涯ずっとそばにいる存在である。
しかしほとんどの学生は、勉強に面白さを感じずに学生時代を終わらせてしまう。
内容の詰め込みで終わってしまう。
公式の暗記で終わってしまう。
解き方のパターンで解いて終わってしまう。
実に勿体ない。
“知ること”“わかること”“できるようになること”、これらのことはものすごく楽しい。
夢現塾で勉強を楽しいと感じてくれたなら、こんなに嬉しいことはない。
しかし『勉強』という言葉を使うと、テンションが下がってしまう子も多い。
「勉強なんてやって意味があるのか?」と思っている子もいるだろう。
そんな君に伝えたい。
勉強は人生で何の役に立つのか?
『入試で必要』や『良い成績を取るため』などという、すぐに思い浮かぶようなことは一旦置いておこう。
国語・数学・理科・社会・英語の5教科が、どう役立つか?
僕個人の見解を、2~3文程度で述べよう。
現在の僕が、今思いついた主観的な内容である。
今後の人生において、時間の経過や事象によって変わることもあるだろう。
そのあたりをご理解いただきたい。
【英語】英語はほとんどの国で使われている『世界共通語』である。使い道は明白。海外旅行や海外出張、日本に来ている外国人と話すのにも使える。
【国語】発信者側の意図を、根本理解できるようになる。また語彙力と伝達力を身につけることにより、受信者へ自分のイメージを言語化し鮮明に伝えることもできる。
【社会】何かを調べる際、またはどこかを訪れた際、地理・歴史の知識があるとさらに深みが増し楽しめる。公民は世の中を知ることによって、生活に幅が広がる。
【算数・中学数学】物事を数値化し、事象が具体的に捉えられるようになる。宝くじの当選確率や期待値、カロリーと運動と体重の相関関係など、数字で表せるものは大抵答えが出る。
【理科】物理・化学・生物・地学が、1つにまとまっているので説明が難しい(苦笑)。暗記あり計算ありで違いはあるものの、『世の中の真理』が分かるようになる。生物から天気や地震、物体の運動や飲食物や薬の成分に至るまで、理科を知るといろいろなものを鮮明に見ることができる。
学生諸君よ。
勉強は人生に深さと幅を与えてくれる『道具』だ。
今は価値を見出せなくても、何かの事象と知識が紐付けられた時に、幸福を感じるであろう。
そう考えると勉強は、『幸せの預金』とも言える。
しっかりと蓄えよう!