先日、大学で同じバレー部に所属していた
同級生2人と半年ぶりに会ってきた。
その2人との大学生時代の話題は、
基本的に部活のことばかりだった。
チームの方針、練習や試合の雰囲気、
自分は何をしたくて、
チームのためにはどうすればいいのか、
正解のないことを永遠に話していた。
せっかくオシャレなカフェに行っても、
ものの30分で季節のパフェを平らげ
あとはコップ一杯の水だけで
5時間ぶっ通しで話し込んだこともあった。
誰かと話していないと頭がパンクするくらい
当時は考えることが多すぎて、
かなり精神的に追い込まれていた。
そうやって4年間なんとか支え合ってきたが、
引退から2年。
今となっては部活の話題になっても
「何をあんなに悩んでいたんだろうね(笑)」に落ち着く。
今こうして当時のことを純粋に笑って話せるのは、
悩めるときに、悩めるだけ、悩み尽くして
できることは、できるだけ、やり尽くしたからだと思う。
絶対的な結論が出たことなんて一度もないけど、
「まずこれは必ずやっておこう」
「これは我慢するしかないね」
と、そのときの
最善を考えて行動していた。
そうすることから途中で逃げていたら、
ふとした瞬間に苦い思い出がよみがえって
「ああすればよかった」「こうすればよかった」
と今になって頭を抱えていたと思う。
何かに真剣に向き合っているとき、
それは確かに苦しい時間かもしれないけれど、
全てをやり切ったあとの日々の清々しさは
逃げずに頑張った人だけに分かる。
受験生のみんな、もうひと踏ん張り。
数か月後に気持ちよく高校生活がスタートできるよう、
今自分にできることを精一杯頑張ってほしい。