冬期講座真っ只中の12月24日。
クリスマスイブ…も確かにそうだが、
その日に放送されたM-1の決勝戦を
私はずっと心待ちにしていた。
本命は、真空ジェシカ。
2021年のM-1での『一日市長』のネタで
がっつり心を掴まれてしまった。
二進数を使う理系のおばあちゃんのくだりが
個人的にお気に入りである。(笑)
(※二進数とは、0と1だけで全ての数を表すもので、
情報や高校数学の内容で出てきます!)
今回の真空ジェシカの最終結果は5位。
ファイナルステージにこそ行けなかったものの、
彼らにしか出せない独特の雰囲気が
多くのお笑いファンを惹きつけたと思うし、
他のコンビも繰り返し何度も観たくなる魅力があった。
身一つで舞台に立ち、
たくさんの人を笑わせるM-1戦士たちは
私にとって尊敬する存在である。
一つひとつの言葉、間、視線、動き、観客の笑い。
たくさんの要素が影響し合って一つの漫才ができる。
同じ構成のネタでも、観客の反応を見ながら改良が重ねられ、
見るたびにより面白いものになっていく。
ただ、漫才には形がない。
どれだけ改良を重ねても、誰もが認める完成品にはならない。
そこが難しさであり、面白さでもあるが、
それと向き合い続けるにはかなり根気が必要である。
実際、今回優勝した令和ロマンの『町工場』のネタは
2年前のM-1でもやっていたネタだが、
そのときは準々決勝で敗退している。
「ウケないからボツ」ではなく、
2人の演技力とネタのブラッシュアップが
令和ロマンを優勝へ導いた。
諦めずに向き合った結果である。
2024年が始まった。
M-1を通して改めて感じた
“諦めずに根気強く向き合うこと”の大切さを、
色々な場面で意識していきたいと思う。
夢現塾生のみんなも、
自分の決めた目標を達成できるよう
諦めずに根気強く向き合っていってほしい。