昨年の『卒業生を送る会』は、予報通りの大雨の中で行われた。
詳細は以下の日報を参照されたし。
サヨナラと言う勿れ(高) ※2022年3月22日の日報
今年の『卒業生を送る会』も、数日前から降水確率80%の雨予報。
結婚式場には、雨天開催用の準備のお願いをしていた。
しかし前々日、前日と日にちが近づくと降水確率は下がっていった。
そして当日の朝には天気予報マークが“傘”から“雲”へと変わり、卒業生を送る会は好天に恵まれた。
『卒業生を送る会(旧:卒業パーティー)』は19回目となり、進行の時間配分も完璧であった。
昨年の大雨を経験したことにより全教師の動きはブラッシュアップされ(笑)、今年はとてもスムーズに開催された。
しかし今回の『卒業生を送る会』は、終わった後にいつもより寂しさが募った。
それは結婚式場の支配人さんがいなかったからである。
辞めてしまわれたそうだ。
ただ今回の担当の方も優秀な方であり、さらに花遊庭のスタッフ皆さんのご協力もあり、滞りなく開催できた。
支配人さんとの出会いは2017年であった。
長年の間『夢現塾卒業パーティー』の会場となっていた岡崎市の結婚式場の改装工事に伴い、広い会場がなくなってしまった。
僕は岡崎市内の結婚式場・ホテルの宴会場・パーティー会場等、電話で問い合わせたり、現地で話を聞いたりとしてきたのだが、子ども達に満足してもらえそうな場所を見つけることができなかった。
その後、豊田市・安城市・蒲郡町など範囲を広げたところ、豊田市にて結婚式場を見つけた。
そしてその結婚式場に行き支配人さんと話をして、2018年から夢現塾卒業パーティーは豊田市の結婚式場『花遊庭』さんでお世話になることとなった。
しかし2020年3月。
新型コロナウイルスによって“緊急事態宣言”“学校休校”“まん延防止等重点措置”“県外への移動制限”など世の中が一変した。
夢現塾の卒業パーティーの開催も、さすがに無理かと諦めかけた。
しかし子どもたちや保護者の方々から、「可能であれば開催してください!」「アルコール消毒も5分おきにするのでお願いします!」「卒業パーティーは夢現塾の卒業式です!」とたくさんの応援を頂いた。
そして奇跡的に運が良かったのは、花遊庭さんがガーデンウェディングができる場所であるということであった。換気に関して申し分ない。
けれど僕は支配人さんに断られることも覚悟していた。
当時はコロナ陽性者やコロナ感染場所に過敏な時期で、「○○でクラスター(集団感染)が起きた」となれば営業を続けるのも厳しい風潮であった。ネットでも人や場所の特定が相次ぎ、社会問題にもなっていた。
もしも卒業パーティーで感染者が出てしまったり、または結婚式場がクラスター場所となってしまったりしたら、卒業生たちや保護者の方々に申し訳ない。さらには花遊庭さんも夢現塾も、今後通常通りの営業を続けていける確証もない。
卒業パーティーをやるからには、絶対に1人の感染者も出ないようにしなければいけない。
そんな不安な内心も支配人さんに正直に伝え、相談させていただいた。
支配人さんはとても熱い方で「ではいろいろ考えましょう!」と快諾していただいた。
「こんなのはどうですかね?」「これはいけますよ!」など、何度も打ち合わせをした。
そしてパーティー開催から2週間以上経っても1人も陽性者が出ないことを報告し、喜びを分かち合った…。
昨年の大雨予報の時も、雨の中での感染対策もいろいろと考えてくれた。
「2020年よりは気が楽ですよね」なんて言いながらも、かなり大変であった…(苦笑)。
いろいろと気を使っていただいた。送迎の時も駆け回ってくれた。本当に素晴らしい方であった。
この日報を読んでいないとは思いますが、この場を借りてお伝えしたい。
~(元)支配人さんへ~
支配人さん、今までありがとうございました。
あなたのおかげで夢現塾の卒業生たちは、毎年笑顔で卒業していくことができました。
花遊庭さんで卒業した子たちは、遊びに来た時に「花遊庭最高だった!」とみんな言います。
僕は支配人さんとお話をするたびに、元気を頂いておりました。
打合せなのにいつも話が脱線してしまい、毎回時間が長くなってスミマセン…(苦笑)。
お話をするのがとても楽しい時間でした。
そして毎回、卒業生を送る会が終わった後に「いや~、今年も良い会でしたね!塾生の皆さんが皆さん良い子たちばかりですね!」と褒めていただけるのを嬉しく感じておりました。
コロナ禍の激動の時代に『夢現塾卒業パーティー』が継続できたのは、支配人さんがいたからです。
夢現塾の歴史に、あなたは必要不可欠な存在です。
僕はあなたを夢現塾の同志だと思っています。
これからも忘れることはありません。
もしも今度お会い出来たら、お食事にでも行きましょう!!
支配人さんの幸せを祈っております。
夢現塾の全社員、卒業生一同を代表して 夢現塾塾長の高橋亮より
日報読者の方々、今日は個人的な感情の日報になってしまい申し訳ない。
しかし僕にとってそして夢現塾にとって、とても大切な人であったのでご理解いただけるとありがたい。