「現中３のみんな、卒業おめでとう！！！」
本日は中学校の卒業式。
今までなら、この後に「あと少し、最後まで頑張ろうね！」という文言がつくのだが今年は違う。
もうすでに終了した高校入試。
合格発表まであと2日となった。
中３生に渡した『夢現塾最終スケジュール』では、明日3/8は「遊びなさい」ではなく「祈りなさい」。
わたしも明日はこの世界のありとあらゆる神々に祈ろうと思う。
そして明後日の合格発表（…ちゃんと電話してくれよぉぉぉ！！）＆卒業生を送る会でみんなに会えることを楽しみにしている。
さて、最近わたしはハマっているテレビ番組がある。
たまたま家族が見ていて知った、NHKの『ニッポン知らなかった選手権 実況中！』という番組である。
最近話題のWBCとか、みんなが注目するオリンピックのようなメジャーな大会やコンクールではなく、ひっそりと行われているマイナーな『○○選手権』の様子を取り上げている番組である。
先日初めて見た内容は「ホテルレストランサービスコンクール2022」というもの。
内容は以下の通り。（公式サイトより一部引用）
【高級ホテルや結婚式場で活躍するウェイターが、お客様へのサービス技術を競い合う！笑顔と会話の対応力も問う頂上決戦！】
コンクール内容
▽オレンジとキウイフルーツのカット（手で触らずナイフとフォークだけでキレイにおいしく切り分ける）
▽スモークサーモン超絶薄切り
▽スパークリングワインの抜栓
▽鴨のモモ肉関節外し
とまぁこんな感じである。
オレンジとキウイをテーブルの前で切ってくれるような高級ホテルを訪れたことなどさらさらないのだが、学生時代、わたしは京都にある四つ星ホテルにてアルバイトをしていたので他人事とは思えず。テクニックはもちろんのこと、表情や会話内容なども今更であるが勉強になり「プロってすげ～～～～！」と見入ってしまった。
こんなきっかけであった。
それからも、『DTPオペレーター技能競技会』という、パソコン上でデザインやレイアウトの技術を競い合う技能競技会や、『神の手チャレンジ』と称した医師たちが腹腔鏡（ふくくうきょう）手術に使う小さなマジックハンドのような器具を使って折り鶴作りの腕前を競う大会など、有名ではないがその道を究めたプロたちが互いに高め合う様子が放送されている。
勝ち負けや、この選手権のためにすべてを賭ける！！というように結果が目的ではなくて、
あくまでも本業であるお仕事における技術向上のために設けられた選手権というのがまたいい。
ふつうに仕事をしていては出会うことのない全国の同業者に会うことは刺激にもなるだろう。
仕事をして、お金をもらって、「生きるために働く」のも大切なことだと思う。
でも私は、この人たちのように、自分のレベルアップを目指し、同じように頑張る人たちに刺激を受けながら、自分自身も成長できるように仕事をしていきたいと考えている。
同じことのくり返しでも、そのままくり返すんじゃなくて一つでも二つでも百つでも！成長していきたいものだ。
もうすぐ新学年になる夢現塾生たち。
新しく進学する生徒たちだけじゃなく、5年から6年に。1年から2年に。2年から3年に進級する生徒はあまり新鮮な気持ちが持てないかもしれない。
きっと同じように小学校生活、中学校生活を送ることは簡単だよね。
でもせっかくなら…！
ただ同じレベルの1年間をくり返すんじゃなくて、勉強でも部活でも趣味でも習い事でもなんでもいい。
もちろん、「忘れ物をしないようにする」とか「発言をがんばる」とか小さなことでもいい。
「成長した！！」って思えるような1年が過ごせたら素敵だよね。
