「今日、もっとも運勢の悪い星座は…ごめんなさい、うお座のあなた。」
朝から実に気分が悪い。
今日はどんな1日になるだろうか?どんな1日にしていこうか?
なんて心躍らせている最中、テレビから聞こえてくる今日の運勢。
「今日は運が悪い1日だよ」と、会ったこともない誰かに勝手に決めつけられる。
ワクワクしながら出かけるつもりが、この一方的な占いのせいで今日の一日が不安へと変わっていく。
そのせいなのか…まんまと悪いことを引き寄せる(笑)
そして、思うのだ。「ああ、今日最下位だもん。ツイてないなぁ。」と。
が、もちろん逆もある。
「今日、もっとも運勢の良い星座は…おめでとうございます!うお座のあなた!」
この日はどんな小さな良いことが起ころうと、全てこう思う。
「ああ、今日1位だもん。ツイてる!」と。
私はどうもこういう占いに流されやすい。
みんなはどうだろうか?
「そんなの信じなくていいよ!」と言われたところで、やはり不安が過ってしまうほどだ。
が、あの朝の占いに一喜一憂させられている人たちは意外と多いのではないだろうかと思う。
ある日の朝、同じように大嫌いな占いが始まった。
司会のアナウンサーが結果を言いつつ、コメンテーターにアドバイスをしていく。
「10月生まれの〇〇さーん!今日は△△すると運気アップですよ〜!」
すると、そのコメンテーターは予想外のコメントをした。
「絶対△△しません!」
スタジオには笑いが起こる。
しかし、そのコメンテーターだけはいたって真顔だ。
それに便乗し、
他のゲストたちも同じコメントをしていく。
「4月生まれの××さーん!今日は□□すると運気アップですよ〜!」
「絶対□□しません!」
司会のアナウンサーも思わず、
「えええええー!?」
と戸惑いの声を上げる羽目に。
そしてこの占い師泣かせのコメントをした最初のコメンテーターへと質問が飛ぶ。
「〇〇さん!なんで△△しないんですか?」
するとそのコメンテーターはこう言うのだ。
「だってしたくないんだもん。しません!しなくても今日は良い日です!」
と占いの結果を全国放送で見事にぶった斬った(笑)
私は驚きで思わずメイクする手が止まってしまっていた。
全然知らない相手に一方的に運勢を決められ、ランキングまで付けられ、不安にさせられる日々。(いい結果ならいいのだが)
しかし、勝手に不安になっていたのは自分だったと気づかされた。
自分の人生は自分で決める。
自分の1日は自分で過ごし方を決める。
やりたくないことはやらない。
やりたいことをやる。
やるべきことをやる。
当たり前の気づきなのかもしれないが、流されやすくブレやすい私には、ハッとさせられる出来事だった。
結局、「思い込み」なのだ。
同じ蛇口から出た水を2つに分け、1つは「高級な水」、もう1つは「トイレの水」と書くとする。
飲んだ後、不味く感じるのはどちらだろうか?
言わずもがな、後者だろう。
あまり感じていないだけで、思い込みに振り回されていることは多いのだ。
さて、学校の保護者会はどうだっただろうか。先生に言われたことを思い返してほしい。
落ち込んだ…という君。
納得いかない話をされた、という君。
志望校を変更したほうがいい、と言われた君。
今まさに他人からの意見によって「思い込み」が発生し、それに負けそうな人がいるのではないだろうか。
先生がこう言ったから、は重要ではない。(もちろん参考にはするべきだが)
自分の人生は自分で決める。
やりたくないことはやらない。
やりたいことをやる。
やるべきことをやる。
「だってしたくないんだもん。しません!しなくても僕の人生は全て正解です!」
あのコメンテーターなら、保護者会でもきっとこう切り返すのだろう。
さあ、大いに悩もう。君たちの人生だ。
どんな結果になろうと、君たちがこれから送る幸せな人生の一場面になるだけだ。でも流されるような選択はしないように。
信じるか信じないかはあなた次第だが、一応幸せに近づくラッキーアイテムを教えておこう。
強い意志と愛知シリーズさ!