みんなには座右の銘があるだろうか?
ざゆうのめい???
この日報ファンの小学生にとっては何それ❓❓❓❓❓かもしれない。
座右の銘とは。
「いつも自分のそばにおいて、繰り返し確認したくなる言葉」のこと。
座右の銘=「好きな言葉」に置き換えても問題はなさそうだ。
もう少しこの言葉を掘り下げてみると。
「座右」とは「身近なところ」を意味し「銘」は「金属や鉱物などに刻み付けた文字」という意味になる。
自分の考えや行動を戒めたり、励ましたりする教訓のように利用することもあるかな。
ちなみに僕の座右の銘は。
「ライバルは他人ではなく過去の自分」
これは読んで字のごとく、すべての事柄に対して、他人と比較するのではなく、己と比較せよ。
こんな意味になる。他人と比較すると人間はとかく卑屈になってしまうもの。
しかし、過去の自分と比較することで己の成長と常に向き合うことができる。
生徒たちからテキストなどに何かを書いてください!
そんな依頼をされたときにいつも上記のこの言葉を書くようにしている。
そして、実はもう一つ、何かがうまくいったとき、そして特にうまくいかなかったとき。
いつも心に留めている言葉が僕にはある。
それは。
「人間万事塞翁が馬」
「にんげん(じんかん)ばんじさいおうがうま」このように読む。
再び、日報ファンの小学生にとっては何それ❓❓❓❓❓かもしれない(笑)
この故事成語。意味を知っている小学生は少ないかもしれないので。
少し解説をすると。
昔、塞の近くに翁(老人)が住んでいました。
そして、あるとき老人が飼っていた馬が逃げてしまった。
村人たちは翁にこう言った。
「馬が逃げてしまって気の毒に。あまり気を落とさないで」
翁は村人たちにこう言った。
「このことが幸運を呼ぶかもしれない」
しばらくしたら、逃げた馬は別の駿馬を連れて、2頭で帰ってきた。
村人たちは翁にこう言った。
「よかったね、逃げた馬が戻ってきて。」
翁は村人たちにこう言った。
「このことが不幸を引き起こす原因になるかもしれない」
しばらくしたら、翁の息子が落馬をして大けがをしてしまった。
村人たちは翁にこう言った。
「息子が落馬してしまって気の毒に。あまり気を落とさないで。」
翁は村人たちにこう言った。
「このことが幸運を呼ぶかもしれない」
翁の息子は落馬して骨折していたため、その後、戦争に駆り出されず命を落とさずに済んだ。
少し解説が長くなったけれどもこの故事成語を一言でいうと。
「一見、不幸に見えたことが幸運に繋がったり、その逆だったりすることの例え」と言える。
幸運か不運かは単純に判断がしがたいということを表している。
名言の本を1冊紹介しておくね。
「ホンネの金言1240」
この本、なかなか読みごたえがあるから、読む場合、少し気合を入れて読んでくれ!
なかなかの「厚み」でしょ。
みんなの好きな言葉、このような本からたくさん見つけることができるぞ!
最後にMJテストが終わった小学生へ
返却されたテストの見直しは済んだかい?
点数が芳しくなかった答案こそきちんと見つめ、解きなおし、次につなげてほしい。
「人間万事塞翁が馬」
一見、不幸に見えたことが幸運につながるものだから。