日報のネタが無い…。何かおもしろい事件が起こらないだろうか…。
そんなことを日々考えているが、なんともう私の番が回ってきた。
今日は何を書こうかな…。
きたる夏期講座に向けて夢現塾の雰囲気を知りたい講座生もいるだろう。
ということで、昨日の送迎時のひとまくを紹介しよう。
梅雨空のなか、最近は夕方まで晴れていたのに突然の雷雨に襲われることがよくある。
昨日も塾の終了時間になかなかの雨が降っていた。
ここでちょっとした問題が起こる。
そう、夢現塾では帰宅時、お迎えの車を屋外の駐車場で待つことになっている。
大きな屋根のある岡崎本校や、大きな窓があり校舎内で待機できる他校舎と違い、緑丘校は駐車場に雨を防ぐ術がない。
しかし塾に来る時間は元気よく晴れていたため、ほとんどの生徒が傘を持っていなかったのだ。
いつもだったら視界のひらけた大きな駐車場でお迎えの車を待つのだが、仕方ない。
生徒たちに風邪をひかれては困るので、緑丘校の緊急避難場所、通称『階段下(1階の踊り場のような部分)』へ生徒を誘導する。
だが、これで安心ではない。
次は、『階段下』という少し狭い場所で待機する生徒たちからお迎えに入ってきた車種が見分けにくい問題が発生する。
夢現塾の送迎では流れるようなスムーズな乗車が求められる。(いつもご協力本当にありがとうございます。)
お迎えの車が来たら速やかに乗らなければ渋滞を引き起こしてしまうからだ。
「夜の暗さ」「雨天の視界の悪さ」「狭い階段下」。
3つのハンデを背負った生徒たちからは必死の表情が浮かぶ。
「1234!」「5678!」と車のナンバーを叫ぶ渡辺先生。
生徒たちは目を凝らし、耳をすまして自分の車を判別していく。
わたしはというと…。
こんな天気に自転車で来てしまった生徒たちを送り出し、傘を持っているため階段下から見事脱出した数名の優秀部隊と屋根はないものの、広々とした駐車場で穏やかにお迎えを待っていた。
塾のカバンに折りたたみ傘を常備しているZさん。備えあれば憂いなし。素晴らしい。女子力高い。見習いたい。
そして来る時は晴れていたにも関わらずしっかりと大きめの傘を準備してきたSくん。
「雨降るって分かってたの?」と聞くと…。
『『はい!僕、毎日3回は天気予報をチェックするんです!!!』』と。
アリの穴から雨を予測した例のケンタくんのように、見事雨を(予報からであるが)予測していた(笑)。
最近メキメキと成績を上げているSくん。彼が強い理由はこのマメさにあるのかもなぁ。
しばらく待っていると、階段下からNくんが全速力で走ってきた。
お迎えの車を見つけ、渋滞しないよう奥の駐車場まで走ってきてくれたのだ。
しかし、車に近づいたもののなかなか乗らない。
どうしたのだろう。車がつまっていく。
「先生…。これ、俺ん家の車じゃなかったです!!!」
階段下から目を凝らし飛び出したものの、違う車だったよう。
「お母さんが違いました…(涙)」
ばつの悪そうなNくん。
それもそのはず。車を間違えた恥ずかしさと、友達に「じゃあね!」と言ってきた手前、階段下には戻れない複雑な様子。
仕方ないのでSくんやZさん、わたしの協力のもと、相合傘で雨をしのいだ。(笑)
夢現塾生、そして夏期講座に来る未来の夢現塾生の諸君。
雨が降っている(降りそうな)日は是非とも傘を持ってくることをオススメする。(笑)