これは、コロナウイルスが日本に蔓延し始めたころのこと。
今では当たり前になってきたマスクの着用、手指の消毒、換気等々。
当初はスーパーに着いてから、マスクを持っていないことに気づき、家に取りに帰るという無駄なことを何度したことか。
夢現塾でも出勤前の検温、出勤後の検温、手指の消毒、マスク着用、換気等、あらゆる対策の徹底が迅速に始まった。
ある日、消毒液やマスク等が各校舎に搬入された。それに続いて網戸も設置された。
しかし、六名校だけは違った。
網戸を設置できないサイズの窓がいくつかあった。
これで窓を開ければ、虫が大量に教室内に入ってきてしまう。それでは授業にならない。
そこでホームセンターで「網」「木材」を購入し、網戸を作ることにした。
いくつかの失敗作から修正を重ねて、今、六名校の窓には手作り網戸が設置されている。
設置してから約1年半経過しているが、今でも十分機能している。雨にも負けず風にも負けず六名校の窓にはガッチリ設置されている。
これをきっかけに僕は「安田工務店」の称号を与えられた。
安田工務店の理念は、「安く、美しく、丁寧に。」
お金をかけずに美しく丁寧に仕事をするのがモットーだ。
子供たちが快適に通塾できるのであれば、何でもする。
ちなみに先日、「先生、庭師もされるんですね」と声をかけられた。
駐輪場の木が自由気ままに伸びていたので、手入れをしていた時のことだ。
何度でも言いたい。
子供たちが快適に通塾できるのであれば、何でもする。
安田工務店、安田園芸店、安田急便、安田クリーニング…
いくつかの称号を与えられているが、僕の本業は教師だ。
夢現塾の教師だ。
僕はこの称号が与えられた日のことは強烈に記憶している。
塾生も入塾試験に合格したあの日。
夢現塾生の「称号」を与えられえた日として強く覚えていることだろう。
このブログを見ている子供たち!
今年の夏、何か新しい「称号」を手に入れることにチャレンジしてみてはどうだろうか。