本日は公立高校合否発表の日だった。初のネット発表で、午前10時ピッタリから電話が鳴り響いた。僕らは塾生の受験番号とネット掲示のチェックをしながら、絶えることない電話対応に燃えていた。中には僕らが聞いていた受験番号が違っており、「あいつで不合格かー」と悔しがっていたら実は「合格」だったなんていう超嬉しいケースもあったが、12時30分頃には、全塾生の受験校合否、全受験校の合格ラインまでのチェックが終了した。
今年度の受験は、僕らも本当に大変だった。夢現塾初の3月動画配信授業スタートとなり、数えきれないほどの授業動画撮影を行ってきた。当然、マスクをしながらの授業、毎回のアルコール手指消毒、授業後の消毒・清掃、また、全教室に網戸を設置し、夏はエアコン全開で窓を開けながらの「熱い授業」、冬は暖房全開で窓を開けながらの「寒い授業」となった。緊急事態宣言発令による「自習室使用禁止」の時には、少しでも学習時間を確保しようと「オンライン自習室」を開くなど、まさに脳みそフル回転の一年であった。
だからこそ、彼らへの思い入れはさらに強くなっていた。
例年、夢現塾では「日本一豪華な卒業パーティー」を合言葉に受験へと向かう。
とくに、昔から来ている生徒が楽しみにしているのは百も承知だが、中止も当然検討してきた。何もないのはかわいそうなので、それこそ、全家庭に宅配で豪華弁当とドリンクを届け、zoomで行うことも真剣に考えたが、なかなか難しいし寂しくもある。毎年1月初頭に行っていた「合格祈願ツアー」も中止せざるを得なかったという事実もある。何度も教師たちと話し合い、改善点を工夫し、会場側スタッフさんとも検討を重ねてきた。そして、例年のような「卒業パーティー」ではなく、さまざまな規制を設けながら『夢現塾 卒業生を送る会』として、以下のように行うことに決定した。
1)会場入り口や通路など数か所にアルコール消毒を設置する。
2)屋内メイン会場で予定していた飲食は中止し、食事は持ち帰り用に蓋付きの弁当を用意する。
3)弁当を持ち帰らず会場で食べる場合は、屋外の広い庭園での黙食とする。※雨天の場合は屋外軒下・屋内窓際に人数を制限し、横並びでの黙食。
4)飲み物は庭園にて、蓋及びストロー付きのコップで配布する。マスクの隙間より飲むことを推奨(困難な場合は黙飲)。
5)メイン会場は常時、全ての大きな窓を全開にする。
6)会場内に数種類の部屋があるので、待機場所(屋内・屋外)・食事場所(屋外)・出し物(屋内)など、出来る限り分散して実施する。
そして、一昨日・昨日と全教師でコロナウイルス検査を実施し、全員が陰性(大丈夫)の確認のもと、本日の開催を迎えた。
本校生徒と幸田校生徒が「夢現塾大抽選会」を行っている間に、緑丘校生徒と六名校生が外の広い庭園で飲食や写真撮影などを行い、ある程度終了したら、それを逆にして実施するなど、大抽選会司会担当のH瀧先生とM下先生は、恥ずかしい格好?を二度もすることになった。入れ替えの時も、何しろ広い庭園でしかも夜なので、「次は緑丘校生と六名校生、中に入って!」などと、大きな声を張り上げて残りの教師たちが走り回る。
本日のお弁当
ある生徒たちに話した。
目黒:例年ならば、食事もデザートもビッフェ形式で何十種類もあるんだよ。今年は本当にごめんな。許してな。
生徒:全然、大丈夫ですよ。このステーキ弁当、めちゃくちゃ美味しいです。会場もすっごく豪華だし、楽しいし、先生、本当にありがとう。最高です!
なんか涙が出そうになるほど嬉しかった。やはり夢現生は最高だ!
本日の様子より
幸田校の野球大好きな女子生徒、六名校のプロ野球選手志望の男子生徒。本日初めて会った二人だが、一緒の甲子園常連の名門校に進学する。高橋先生と一緒に勝手に紹介した(笑)。
早速、ベストポジションを見つけた甲山中男子たち
笑顔が完璧な南中・城北中男子たち
弁当ゲットしたばかりの六名校男子たち
もちろん教会もあります。城北中娘です。
ここは巨大なツリーハウスの上です。竜南女子&フランス帰国子女で占領しています(笑)
プロゴルファーを目指すN君と女子応援団たち(笑)。
幸田北部中女子軍団。ノリノリです。
隠れ家的な場所を見つけた翔南中女子たち
広い庭園には様々な場所があります…
まもなく完食か…いいねー(笑)
こちらもツリーハウスの上です。Wくん、首がむっちゃ長く見えるなー(笑)。
これまた広くて良い場所を見つけた福岡中男子軍団
安田先生と夢現号ヘッドマークを囲む会(笑)
お花に囲まれた自転車とともに…
この場所は僕のおススメ、庭園の中の広い個室です。
お花の種類も量も本当に凄いんです…
渡辺先生と東海中チーム
髙須先生と本校女子チーム。髙須先生のピースはおっさんだなー(笑)
送る会もあと少し…
あーりん先生と奇妙なポーズの男子たち(笑)
岡田先生と竜南男子たち。Eくん、目立ちすぎだよ(笑)
高橋塾長、最後のお話
真剣に聞き入る卒業生たち
僕は夢現塾会長という立場だが、一教師としては緑丘校・幸田校の生徒たちを小5から5年間教えてきた。何百回も叱り、何百回も褒め、思い出が詰まっている。本当に素晴らしい生徒たちだった。
だからこそ、全員を第一志望校に入れてやりたいと全力を尽くしてきたつもりだが、本日、悔しい思いを持たせてしまった生徒もいる。彼に何をしてやればよかったんだ?もっと出来ることはなかったのか?そんなことを思いながら、今、このブログを書いている。ただ、同時に「あいつなら次こそは…」という強い思いもある。そう、夢現塾で過ごした生徒が弱いはずがない。
17期生、卒業おめでとう!
本日嬉しい思いをした生徒も、悔しい思いをした生徒も、明日からまた新たな夢と目標に向かって、一歩ずつ歩んでくれ。
その一歩が、結局、夢や目標に向かう唯一の道であり、何度も伝えてきた
「夢」+「努力」=「現実」への近道だ。
君たちに出会えて本当によかった。ありがとう!
そして、これからも一生、僕らは君たちの応援団であり続けることを約束する。
最後に、保護者の皆様へ
コロナ禍の受験を乗り切らなければならないという状況の中、日頃より深いご理解と並々ならぬご協力賜りましたこと、また、本日も遠路はるばるのご送迎に、心より感謝を申し上げます。
逞しく成長したお子さんの未来を信じ、今後も共に歩まれるその門出の祝福とお祈りを申し上げます。
追伸
たくさんのお手紙・色紙・お菓子など、本当にありがとう。
色紙の中に、スペシャルゲストとして近隣中学で教師をしている夢現塾卒業生からのメッセージまであり、本当に感動しました。
~あの頃、夢中になった先生の授業に負けないくらいおもしろい授業ができるようにがんばります!~
Kさん、頑張ってな。俺も負けないけどね(笑)。君の評判の良さが本当に嬉しいです。
そして…
R中のNさん、君の絵に驚いたよ。まさか、俺の裸、覗いたことないよね?(笑)。