それは突然の出来事だった。
夕方の小学生授業を無事に終え、夜は中1のテスト対策授業のある日。
授業開始早々、下腹部左側に感じた痛みがどんどん強まっていくのを感じた。
もともとお腹が痛くなりやすい体質なので、トイレで💩して解決!と楽観的に考えていた。
でもどうもおかしい。。そのうち机にもたれたまま動けなくなってしまった。
「先生・・・顔色が“白い”です。」
生徒たちが心配そうに顔を覗き込む。
テスト勉強に集中しなければいけない時期に、余計な心配をかけさせてしまっていることが本当に申し訳なく感じた。
「2階で授業をしている渡辺先生呼んできてほしい。」もうギブアップだった。(泣)
夢現塾史上初の授業中に教師が救急車で搬送される事態を招いてしまった。
入院・手術を今まで経験したことのない、丈夫な体が取り柄の僕は、自分のために近づいてくる救急車の音を聞くのも初めての経験だった。
迅速にフィジカルチェックを行い、励ましてくれる救急隊員の方々はやはりかっこいい。
生徒たちが憧れる職業であることを改めて感じた。
しかし、力なく肩を貸してもらいながら腹部の締め付けを緩めるためにベルトとチャックが開いた状態で生徒の前を退出するのはいろいろな意味で辛かった。(汗)
診断結果は「尿路結石」。
おしっこが通る細い管に、体内でできた石がつまる症状。
看護師さんからも「これは痛いですよね。。。」と同情された。
男性は7人に1人は可能性があるとのこと。
幸いその日の深夜に痛みは引き、今は経過を見守っている状態だ。
授業は、渡辺先生の迅速な判断・連絡によって私が救急車で運ばれた25分後には目黒先生が到着。
生徒たちを無事に担当して下さったとのこと。
今回の件でも、優しい生徒たちと手助けして下さる教師の方々のおかげで乗り切れた。
感謝しながら今後も頑張って行こうと思う。