「ふんふんふんふん♪」
緑丘校2年某Hくんがニコニコと楽しそうにしている。
きっと、得意な理科の問題がすらすら解けて喜びに満ち溢れているのだろう。
「ふんふんふんふん♪」
再び目を向けるとやはりまだニコニコとご機嫌な表情をしている。
耳を澄ますと何やら鼻歌を歌っているようだ。
「先生~Hがずっと合唱コンクールの歌を歌っています。」
迷惑そうな顔をしてはいるが、笑いを隠しきれていないこれまたHくんが教えてくれた。
わざわざ言わないが、周りに座る同じ中学の生徒も笑っている。
心なしか、最近の夢現塾では生徒の表情がウキウキしているようにみえる。
そう、中間テストも終わり生徒たちの気分は楽しい文化祭モードなのだ。
初めての文化祭に臨む1年生の授業でも「指揮者に選ばれたよ!」と休憩時間返上で指揮の練習をする生徒を見かけたり、伴奏者に選ばれたという話、学校で本番を前に全クラスで鑑賞会を行ったなどの楽しそうな話を聞いた。中でも衝撃的だったのは、Mくんが女子パートである「ソプラノ」に大抜擢されたという話である。
Mくんと同じクラスの生徒によると、女子の誰よりも高音パートが上手だったとか…
女子の中にポツンと一人混ざりながらも誇らしげに歌うMくんの姿が目に浮かんだ。
さらに、最後の文化祭となる3年生でも、部活動の出し物を夢現塾生が主導となって練習しているという話を耳にした。受験勉強との両立は簡単ではないが、頑張っているようだ。
中間テストでももちろん頑張っていた夢現塾生だが、このように学校行事にも真剣に取り組み活躍している話を聞いて、とても嬉しい気持ちになった。
頑張っている生徒たちの文化祭が大成功することを祈っている。
そして…おろそかになってしまいがちな(笑)勉強面を全力でサポートし、期末テストでも大活躍してもらいたいとも願っている。