夜の冷え込みはまだあるものの、昼間の暖かさはだいぶ定着してきたここ数日。
毎年、この時期ひそかに楽しみにしているものがある。
夢現塾緑丘校の隣のお宅の庭に咲く、桃の花だ。
本当に色鮮やかで、行くたびに見上げてしまう。
やはり我ながらに
なんちゃって風流人だと感じる瞬間だ。(笑)
同じ幹から伸びているのに、花びらは様々。
ピンクや白、縁取りのような感じで色づいているもの。
見ていると生命の不思議さを感じる。
宮下先生に聞いてみたら、「キメラ」ですねと即答。さすがだ。
挿(さ)し木や接(つ)ぎ木によって桃や梅はこういった咲き方が可能なのだという。
日本では「源平咲き」(源氏が白の旗・兵士が赤の旗で戦ったことから)という表現もされるそうだ。
僕たちも一つの教室で、同じ授業をしていても、生徒たちはそれぞれ異なる道を進んでいく。
それぞれの行き先に美しい花が咲きますように。