どうも。吾輩は夢現塾の麺王である。
正体は明かさずにしておこう。
さて日報読者の名探偵諸君、吾輩の正体がわかるかな?
正体がわかった者は、吾輩に直接言ってくるがよい!
賞品としてTポイント(正式名称:高〇ポイント)を5ポイント差し上げよう!!
なに?そのポイントが貯まると何と交換できるかって?
1億ポイント貯めると、なんと『ディズニーランドのパスポートを購入できる権利』と交換できるのだっ!!
名探偵諸君。ポイント集めに励みたまえ!
あれは仕事が終わって夜の11時50分。
そう、魔法が解けてしまうことをまだ知らないシンデレラが、パーティーで王子様と踊っている時刻である。
吾輩の車は高速道路を走っていた。
助手席には髙須先生、後部座席には安田先生。
目的地は名古屋のラーメン屋。しかし吾輩以外の2人は、どこのラーメン屋にいくのかは知らない。
移動時間は1時間ほどではあるが、話をしていたらあっという間に名古屋に到着したのであった。
1軒目は名古屋駅から車で数分のラーメン屋。
過去に安田先生と来たことのある店である。
「何件でもお付き合いしますよ!」
と意気込む髙須先生。
しかし、いきなり3件をはしごラーメンする、吾輩が言うところの“レギュラーコース”はまだ早い。
これは体が…、もとい、胃が出来上がってないと、食べた後にかなりのダメージが残る。
ラーメンが好きでたくさん食べたのに、今後はしばらくラーメンを食べたくない気分となってしまう、まさに“諸刃の剣”となる。
ここは吾輩も無茶はさせられない。(前回の渡辺先生には無茶をさせてしまったが…。)
本日のラーメン巡礼ツアーは、2件のはしごラーメンを予定していた。
吾輩と安田先生の注文は『玉子とじラーメン』。 髙須先生は『玉子とじ担々麵』。
「うわ~。唐揚げとライスも食べたいです。」
と言い出す、初心者の髙須先生。
ラーメンをナメてはいけない。ラーメンでしていいのは、すすることだけだ!!
そんな髙須先生も初の玉子とじラーメンを1口食べて、大満足の模様。
「やっぱり、唐揚げとライスも食べたかったです。」
…そんなに何度も言うなら、また来るとしよう。
そして食べ終わると一息つく間もなく店を出て、車に乗り込み次なる店へ。
「次はどんなジャンルのラーメンですか?」
と聞いてくるのは、ツアー慣れしている安田先生。
2人を驚かせるため、本当は名古屋駅近郊の別の店に向かった。
名古屋&三河で無数のラーメン店で多種のラーメンを食べてきた吾輩、ご存じ“麺王”。
その吾輩が若かりし頃、そうまだ“麺の王子様”と言われていた頃。
一人でその店に向かったが、どうしても見つからず断念した店であった。
そして麺王となり、再挑戦した今回。
2人を連れて、意気揚々と行ってみるも閉店…。
急遽、別の店を探すことになった…。
しかし慌てないのが吾輩である。
代わりの店など、頭の中に山のように知識が入っておるわい!!
そしてラーメン店がひしめく激戦区、別名『麺王のホームグラウンド』へとやってきた。
2軒目は名古屋の繁華街にあるラーメン屋。
2人を驚かせるために、一風変わった店へ。
もうこの際、味はどうでもよい!!店内の見た目でビビらせてやれ!!(麺王が言うことか!?)
ということで、内装がピンクを基調とした落ち着かないラーメン屋へ。
吾輩は2度来店済み。
芸能人のサインと若者たちがひしめく店内。
我々は『味噌ラーメン』を3つ注文。
ド派手な店長、周囲の雰囲気、それでいて普通のラーメンに、2人とも面食らっていた(麺食らっていた)。
こうして我々の『行け!麺(イケメン)ツアー2(通)』は、幕を閉じた。
「2杯は余裕ですね」と、ツアーのたびに成長していく、まだまだ元気な安田弦生(げんき)先生。
今回のツアーの狙い。それは、2men(トゥーメン)と、2麺(トゥーメン)を食べること。
このラーメンツアーで見つけたもの。
それは髙須先生の、1件目でサイドメニューを何度も注文しようとしていた貪欲さでも、翌日「2軒目は店のインパクトはありましたけど、味はいまいちでした」と言ってきた正直さでもない。
終始、我々を笑顔にさせてくれる“髙須先生の明るさ”と、ラーメンのスープより熱い“夢現塾への情熱”であった。