「
ミッキーの顔が変わった…」
2016年にオープンした上海ディズニーランドの写真を見て強い衝撃を受けたことは今も忘れない。パーク内で会えるミッキー・マウスの顔が、私の知っているミッキーとは別人、いや、別ネズミだったからだ。
衝撃とは一方、「上海だけの話だろう」とそんなに気にも止めていなかった私だったが、上海に続き、またたくまにフロリダ、パリ、ディズニークルーズライン、アウラニ、カリフォルニア… 世界中のミッキーに会える場所の、そのミッキーの顔が順々に変わっていったのだ。
そして、残る香港と東京の内、香港の顔が変わった瞬間、最初に受けた衝撃はもはや「恐れ」へと変わっていたのだった。
そして、とうとう2019年。ディズニーリゾート35周年イベントを最後に、東京でも新しい顔が導入されるというニュースが入った。
覚悟していたと共に、約25年間ずっと見慣れていた顔が突然変わる寂しさが込み上げてきた。
小さい頃から毎年のように通っていたディズニーリゾート。私自身はもちろん、ミッキーに会うとみんなが幸せそうな顔をする、みんなが笑顔になる、そんな喜びを与えてくれるミッキーが大好きであった。
今回の顔が変わる騒動で、署名運動が起きたほど、反対派も多いフェイス変更。生まれた時から、物心ついたときから変わっていなかったものが、変わる「恐怖」と「不安」「寂しさ」。
変化とは、怖いもの。未知の世界は怖いもの。変わらないほうが安定しているように感じる。
でも、変わることで何かが動き、また新しい何かが生まれる。
ディズニーリゾートは35周年という節目で、とても大きな変化を受け入れ、新しい未来へと向かっていく。
夢現塾は15周年。新学期がすでにスタートし、まさに変化の真っ只中にいる。一昨日、卒業していった大切な15期生たちの4月から新たに始まる生活も、今までよりももっと大きく変化することになるだろう。
変化は怖い。しかし、
変化は希望にもなる。
世界的大スター、ミッキーの顔が変わるように、制服が変わったり、学校が変わったり、友達が変わったり、関わってきた周りの人たちが変わったり… 変化を恐れない人などいない。
でもその変化は、必ず自分自身に新しい未来を、新しい希望を与えてくれる。
これから起きる、楽しいこと、辛いこと、幸せなこと、悲しいこと、すべての変化は希望へ、夢へと繋がっている。
さあ、新しい未来へ! 夢を追いかけよう!