明日からセンター試験が始まる。
大学入試を控えた高3生、浪人生のみんな、いよいよ勝負の時が来たね!
大学入試は本当に大変だ。勉強しても勉強しても、覚えても覚えても、終わりが全く見えない。次から次へと知らないことのパレードだ。昨年遊びに来た名大生が言っていた。
目黒先生が、以前、高校は中学より覚えることが9倍も多いんだよって言っていて、『そんなまた大袈裟な…』なんて少し冗談だって思っていたけれど、あれ、マジですね。もう二度と大学受験したくないですよ(笑)。
ビビらせるようなことを書いてしまったが、まぁ、完璧で余裕だという受験生などいるはずがないから、持っている知識を最大限に工夫して、答案に精一杯向き合っておいで!!
お詫びに少し恥をさらそう(笑)。
自身の現役時代、全く自信があるはずもなかった。高校3年間が楽しすぎたからである。赤点の時の追試試験以外、机に座った記憶もない。毎日のように、あっちフラフラ、こっちフラフラと遊び歩いていた。大学入試に向かう時、「どうせ無理だろうな~」なんて思いながら、ウォークマンで
RED WARRIORSのCasino Driveを聞いていたことを覚えている。歌詞が妙にマッチしていたからね。
最後の夢をこの手に握りしめる為に
これからここでイチかバチかの賭けさOh yeah!
どうせダメで元々さ砕け散るのも悪かねぇ
でもイカサマ野郎にゃ負けはしねぇぜ
本当に砕け散った。10校以上に全滅して浪人が決定した。「一年絶対に頑張ろう!」と決心したが、今度は予備校の場所が悪かった。ちょっと行けば、原宿・新宿・渋谷もある。当然、一番ダメなのは俺の意志のかなりの弱さだが。「まずいなー」「やばいなー」と思いつつ…遊んでしまい、19歳の一浪生活はまたまた楽しく終わってしまった。さすがに自信などあるはずがなく4校だけ願書を出した。試験会場に向かうが、受かる気が全くしないから行く気もしない。それでも、今日は自分のダメさをしっかりと受け止めようと、当時流行っていた
大事マンブラザーズバンドの「それが大事」を聞きながら、重い足取りで試験会場に向かったのをよく覚えている。
負けないこと
投げ出さないこと
逃げ出さないこと
信じ抜くこと
駄目になりそうな時 それが一番大事
とても自分を信じられる状況ではなかったが、試験会場で「これはわかる、これはわからない。これもわからない。これは全くわからない。これは問題の意味もわからない…」と考えながら、ダメな自分を大反省していた。
二年目の浪人生活が決定した。親は恐ろしく激おこぷんぷん丸、中学の同級生が結婚したり親になったり、ちゃんと働いていて、妙に世間から取り残された気持ちだった。とっても情けなく、惨めな20歳の浪人生活。成人式なんてとてもじゃないが行けたもんじゃない。しかし、生まれて初めて、真面目に、逃げずに、なんとか頑張ることができた一年でもあった。そう、結局、将来的に自分を幸せに出来るのは自分でしかないということに本気で気づけた一年だった。そして、試験特有の緊張感を味わいながら会場に向かった。この時は10代で大好きだった
尾崎豊の「僕が僕であるために」と大好きな
「あしたのジョー」の劇場主題歌「美しき狼たち」を聴きながら。
僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない
正しいものは何なのか それがこの胸にわかるまで
男なら闘う時が来る
誇りを守るために いのちを賭けて
男なら旅立つ時が来る
愛する者たちに別れをつげて
足をくじけば膝で這い
指をくじけば肘で這い
涙のつぶだけ たくましく
傷ついて しなやかに
あー 男は走り続ける
あー 人生という名のレールを
試験にまつわる苦くて酸っぱいエピソードは、大なり小なり誰もが持つ人生経験だろう。
でも、忘れてはならない。高校入試も大学入試も人生の通過点である事実を。試験を乗り越えた先が明るかろうが暗かろうが、一筋の光を求めて未来を切り開いていけるのは自分自身でしかないことを。だからこそ、今の自身が持てる力を存分に発揮するまでだ!!
進路が決まったら、報告もちょうだいね。
それから、明日はいよいよ高校入試の第一弾、豊田高専の推薦入試を迎える。昨日、面接内容のケーススタディを確認したがバッチリだったし、心配もしていない。君と言う人間の思いを分かってもらうまでだ。堂々と、面接に行っておいで!
中3塾生、高3生、浪人生たちの健闘を夢現塾教師一同、心から祈っている!!!