2週間と3日。
2018年の火はもう消えかかっている。
しかし、一日一日は待ってもくれず、そそくさと「今年最後」が次から次へと終わっていく。
今年最後の通常授業。
今年最後の特訓テスト。
今年最後の作文の宿題。
そして、今年最後の私の日報。
「最後」というマジックワードは、普段と変わらないどんな言葉でも、どこか「重大」な言葉へ変えてしまう。
例外にも「平成最後」という言葉に関しては、今年一年間で横行しすぎたため、正直特別感など微塵も感じなくなってしまったが…
この時期になると、授業内でも「最後」というワードが自然と口から飛び出してしまうのだが、頭では「また来年もあるじゃない。」ともう次回の事を同時に考えてしまう自分がいる。それは生徒たちも同じなのかもしれない。
しかし、中3は違うのだ。
中3にとって「最後」は、本当の最後、つまり
「人生最後」をあらわすものが出てくる。
今週火曜。幸田校中3にとってはまさに、「人生最後」の特訓テスト(理・社)が終わった。特訓テストは夢現塾でしかやらない。今後、一生この特訓テストを受けることは、彼らにとってはない。
大げさなのかもしれないが、「今年最後」なのではない。次なんてない。
「人生最後」なのだ。
小6の時からずっと見ている大切な生徒たち。
毎週ある特訓テストに一生懸命向き合う姿が頭をよぎる。
テスト前に友達と問題を出し合う姿、テキストをひたすら睨む姿、テキストを握りしめた状態で車から降りる姿。
何気ない光景も、彼らに「次」はないのだ。
中には、何度もテストに落ちた子や、たまにサボってしまい、珍しく落ちた子もいる。口では言わないが、きっと「今日はやりたくないな」と一度は思ったこともある子もいたのかもしれない。でも「最後」を迎えた時には「次」はもうないのだ。
中3の授業はあと残り何回だろうか…
と考えるだけで、最近は涙がちょちょぎれそうなセンチな気分の2018年、冬。
小学生や中1、中2にとっては、「今年最後」。
中3にとっては「人生最後」の冬期講座がいよいよ始まろうとしている。
逆を考えれば、「人生最初」の冬期講座だと言う子もいるのだろう。
それぞれが、それぞれ、夢現塾での「最初」の、または「最後」の冬期講座を最高に楽しんでほしい。
1分1秒を思いっきり楽しもう。思いっきり学ぼう。そして、思いっきり
「夢現塾」を感じよう。