Do we have to speak perfect Englsih?(安)
先週、1週間休みを頂き、韓国に行った。
ソウルと釜山の2都市に滞在した。帰りの空港行きの地下鉄に乗り、空港最寄りの駅で降りる。天井に掛けてある看板を見ながら空港を目指していると、トイレのマークが見えた。時間もあるからと思いトイレへ向かう。すると、音楽が聞こえてきた。高校時代に毎日聞いていたビートルズの”let it be”だった。懐かしい気持ちになりながらトイレを後にした。
空港についてからすぐに、”let it be”をダウンロードした。
そして、それを聞きながら日本に帰ってきた。
元々の予定はラオスで象乗りの国家資格を手に入れ、帰国する予定だった。しかし、急遽変更となり、一番安い航空券を探し、韓国へ行くことになった。特に明確な目的がなかった韓国旅を最高なものにしてくれたのは、出会った人達が最高だったからである。
ソウルで出会ったスイス出身のHaron.
「ファミリーネームがHasimiっていうんだ。だから日本人に自己紹介すると、間違ってこう呼ばれるんだ。“Hi, Sashimi!!”」
という会話をしていると向かいの宿のスタッフが近づいてきて、韓国のおすすめ観光スポットを教えてくれた。すると会話の中心はそれぞれの母国の話題になり、最終的にはそのスタッフのボスの悪口を永遠聞かされることになった。(笑)
その後、釜山に移動し、800円でお釣りがくるゲストハウスに滞在した。ここで、韓国旅のピーク、トラベルハイを迎えることになる。
ここでは、スペイン人、ドイツ人、台湾人、ロシア人、アメリカ人、トルコ人と様々な人種が滞在していた。
釜山観光から宿に戻ったのは、夜の11時を過ぎたころだった。すると、宿の共有スペースで彼らがビール片手に談笑していた。そこにいた知り合いはチェックインのタイミングが同じだったヒッチハイカーのスペイン人2人だけ。彼らと目が合い、挨拶をした。すると、「こいつ日本人なんだぜ!」の一言でみんなが僕に興味を持ってくれた。彼らの中には日本に来たことがある人も、一度もなくいつか行きたいと思ってくれている人もいた。それからその輪に溶け込むのは時間がかからなった。みんながそれぞれの部屋に帰っていくのを見届けていたら、明け方の5時には僕を含める3人しかいなかった。さすがにみんな眠くなり、ベッドに倒れこんだ。
これで、初の韓国旅は幕を閉じた。
過ごした国が違い、バックグランドも異なる、ましてやコミュニケーションをする言語が全く違う者同士をつなげてくれる英語は最高のツールだと改めて感じた。
そこで日本で英語を勉強する子供たちに知ってほしいことがある。
完璧な英語などは存在しない!ということ。
誰一人英語の発音を気にしている人はいなかった。みんな母国語のクセがすごいし、もうこれは訛りどころの騒ぎではない。僕の英語ももちろん完璧なものではないし日本語訛りの英語である。しかし、コミュニ-ケーションはお互い問題なくとれていた。だから、もし、英語が話せるようになりたいと考えているなら、海外に行き、発音とかそんなことは無視して口に出していけば、いつの間にかだんだん話せるようになっていく!
英語は、人と人とをつなぐコミュニケーションツールの一つであって、完璧も不完全もないのだ。
「じゃあ、先生!あの面倒くさい単語〇〇書きとかってもうやらなくてもいいですか?」と嬉しそうに聞かれそうだから、これにはしっかりと答えておこう。
日本で受けるテストはすべて完璧な綴り、そして、完璧な文法でないと正解にはならないから、しっかりと書く訓練はしないといけない。
そして、英語を母国語としない国で、日本人ほど正確に単語や文章を書ける人はほとんどいないことも事実だ。だから、今はめちゃめちゃ大変かもしれないけど、大人になって日本で英語を勉強したことに誇りを持てるように、今しっかり勉強してもらいたい。これは、必ず何にも代え難い最高のスキルになるから!
Don’t be shy, and Don’t be afraid of making mistakes when you speak English!!!!
Let it be.