先日の卒業パーティーで、夢現塾を旅立った生徒たち。
彼らは、僕の夢現塾で初の卒業生となった。
高校入試というとてつもなく大きく、険しい山を登り切った彼らの目には、様々な景色が映ったことだろう。
晴れ渡る澄んだ光景や真っ白な雲が一面に広がった景色、もしくは雷雲でいっぱいの景色だったかもしれない。
どの頂上にたどり着いた生徒にも共通してあるのが、頂上までの道のりだ。これは紛れもなく彼らが自分自身で登ってきた道である。
そして新たな山が彼らを待っているのも、間違いないことだ。
それは、今回の高校入試と同様、もしくはそれ以上の険しい道のりなのかもしれない。
「そんな山、誰も登ることはできない」「お前にはできないだろう」こんな言葉を投げかけられるかもしれない。
しかし、自分の夢を叶えるために、登らなければならない山があるなら、がむしゃらに登ればいい。
もしダメだったら、もう一回別の道から登ればいい。
自分で思い描いた景色を見るべく、一歩一歩しっかりと歩んで行ってもらいたい。そして、その新たな山を登り切った時の景色は、どんなものであっても僕らに分け与えてもらいたい。僕にとっての夢現塾の初卒業生と、一緒に昔話と未来について語り合えたら、最高である。
僕もまた、新3年生と共に、新たな山を登っていこうと思う。
一歩一歩、確実に。