先日「車いすの天才宇宙物理学者」こと、スティーブン・ホーキング氏が亡くなった。数々の宇宙理論を発表し、現代宇宙論に多大な影響を与えた人物である。
ではここで、彼の名が世界的に知られるようになった『ブラックホールの特異点定理』(ペンローズ・ホーキングの特異点定理)について説明しよう。
エネルギー密度が正で重力による光束の収斂(しゅうれん)が起こるほど時空が歪(ゆが)んでいる場合(ブラック・ホールのような場合)には、特異点(ある基準のもとでその基準が適用できない点)が必ず存在するという定理
「ちょっと何言ってるのか分かんないです」
サンドウィッチマン富澤風に切り返したくなるような内容であるが、彼のような多くの学者や研究者たちが、様々な分野で一般の人には未知の世界を切り開いてくれている。そしてその成果が技術や製品として提供されることで、我々が身近なもの、現実(リアル)のものとして触れることができている。
一昔前までは「夢」であったものが、今では「現実」となったものは数えきれない。
3月から「夢現塾」に「夢」を持つ新たな生徒たちが集った。彼らの「夢」を「現実」に。その夢にリアリティーを与えることを意識して、今日も教壇に立つ。