今年はどんなハロウィンを過ごしただろうか。
毎年、この日だけは生徒から英語であいさつをしてくる日だ。普段は、英語の音を聞くだけで拒否反応を示す中学生も少なくはない。(苦笑)そんな彼らもこの日だけは、元気よく「Trick or Treat!」と満面の笑みで声をかけてくれる。笑
一昨日、六名では案の定Trick or Treat!の大合唱だった笑
授業後車で帰るとき、”Trick or Treat”と言われた時の正しい返事は何か?という話題がラジオから聞こえてきた。
答えは「Happy Halloween」である。
あ、それでいいのかと思いつつも、なるほどと思い、来年はぜひ使っていこうとしっかり記憶した。そして、気になったのが、英語だといろんなイベントの日には必ずと言っていいほど、happy〇〇とhappyが付くことだ。
Happy birthdayやhappy new yearはわかるが、happy valentine’s dayやhappy mother’s day、そしてhappy father’s dayに関しては何がハッピーなのか僕からすると違和感がぬぐい切れない。ハロウィンに関しては仮装してお菓子もらって…ほとんどの大人がハッピーになることに縁がないイベントではないだろうか。バレンタインやハロウィンのそれぞれの起源を調べるとお祝いの意味を込めてhappyが付くそうだが、文化の違いのためかこのhappyにはどうしても違和感を抱いてしまう。
しかし、この違和感を今年はある女子生徒がかき消してくれた。
それは、先週のことだ。普段は全く行くことのない幸田校に高橋先生の代わりに行くことになった。
幸田校の生徒はほとんどが僕と会うのは初めてで、僕のことを見たこともない生徒がほとんどである。そんな状況でハロウィン一週間前の、二年生の授業の日にその女子生徒が職員室をノックした。扉を開けると彼女は「はじめまして、よろしくお願いします」と元気よくあいさつをしてくれた。そして少し早いですけど、とお菓子の詰め合わせをくれたのだ。
僕は、なにかの間違いではないかと思った。というのも普段は目黒先生と高橋先生がいるはずで、2人に持ってきたつもりが校舎に着くと目黒先生と知らない先生が1人。目黒先生には予定通り渡せるが、本来渡すはずだった高橋先生用のものを仕方なく僕用に急遽変更し手渡してくれたのかなと。
気を使ってもらっては悪いと思い、冗談っぽく「高橋先生へじゃなくて大丈夫?笑」と聞くと「大丈夫です。」と答えてくれた。彼女は事前に僕が来ることを知っていて、わざわざ初めて会う僕のために準備してくれたのだった。
なんて、すばらしいホスピタリティーを持った子なのだろうと感動した。
僕は彼女のおかげでこれまでにない”Happy Halloween”を過ごすことができた。本当にありがとう!
ハロウィンはもう過ぎたが、今日も、みんなハッピーな一日を今日も過ごしてね! Have a happy day, Mugenist*! (*Mugenist = 夢現塾生)