事件は夜遅くに起こった。
中国では多くのネット規制があり、
LINE、facebook、Gmail、Googleなどが使えない。
そこで、数名がVPNの使用登録して、上記サービス利用をできるようにしたのだが、なんとも繋がりにくく、すぐに切れてしまう(泣)
海外で便利なGoogle Mapが使いにくいのは辛い。
おまけにホテルマン以外の人はとにかく英語が通じない。
特に困ったのがタクシーだ。
外国人用の英語表記のマップでは全く理解してくれない。
近隣のホテルまで行って、ホテルマンに英語で伝えて、タクシー運転手に中国語で伝えてもらうという二度手間をとっていた。
案の定、間違いが起こった。
2日目の夕食後、近隣のホテルマンに手伝ってもらい、僕と宮下先生と渡辺先生とと加納先生が先にタクシーに乗る。次のタクシーに残りの3名が乗ることになった。
40分ほど乗ると、なんか違うホテルに入ろうとしている。宮下先生が「No. No. This hotelはNo!…」と英語表記マップを、サングラス越しに大迫力の英語(?)で伝え、なんとか15分後に僕らのホテルに到着した。
しかしだ、部屋に戻って30分経っても、同室の副塾長が戻ってこない。
LINEをしたが繋がらない。電話しても繋がらない。メールしても繋がらない。
朝から動いていたため、時間的にwifiの充電も切れてしまっているだろう…とも思ったが、とにかく心配になって、僕はホテルの玄関で待っていた。
推測する。
・同じように違うホテルに連れて行かれ、タクシー運転手も場所がわからず、お手上げ状態のため、街を彷徨っている。→可能性大
・副塾長がかなり酔っぱらっていたので、タクシーを汚して、揉めている。→可能性大
すると、遠くから「
心配かけました~!」と元気な集団が歩いてきた。1人、女性もいる。ん?誰なんだ?
どうやら、やはり違うホテルに連れて行かれたらしい。wifiの充電も切れていたので、いろいろな人に英語で聞いたが全く通じない。やっと通じた高学歴の若い中国人女性が、25分も歩きながら道案内をしてくれたらしく、すっかり仲良く話している。流暢な安田先生はともかく、副塾長も廣瀧先生も「英語で」話している。
酔っぱらって、上機嫌な副塾長が、大きな声で、僕をその女性に紹介してくれた。
Hey. He is our boss!
塾長、彼女はナイスなヘルパーです。
何か笑えてきた。心配して損した気分だ。
一緒に写真を撮って、彼女にタクシー代を渡して、乗せて、大騒ぎのお別れだ。
この人たちは逞しい(笑)
出発までちょっと時間があったので、最近人気の田子坊に向かう。ここは、路地に、民家を改装したカフェ、アトリエ、雑貨店などが立ち並ぶ、かなりおしゃれで、面白いエリアだった。宮下先生・安田先生がシャレたTシャツを何枚か購入していた。
また怪しげな「点滴ジュース」に手を伸ばす副塾長と安田先生。衛生的にかなりの不安も感じたが、これはキンキンに冷えていて、なかなかの味だった。
近くのショッピングモールにセットがあったので、加納あーりんのファッションショー開催。照れながらも。最後には「決め顔」を見せてくれた。やる時はやる女である(笑)
それに対抗して、なぜか五郎丸ポーズ(?)で挑む宮下先生。おいおい、そもそもガールじゃないし(笑)
いよいよリニアモーターカーで空港へ。431キロのスピードにはちょっと興奮したが、思っていたよりもかなり揺れる(笑)
そんな中、進行方向に向かって得意げに歩きだす副塾長。彼曰く、「431キロ以上のスピードで歩いています!現在、世界最速です!」なんじゃそりゃ(笑)
というわけで、これにて上海社員旅行は終了。180センチ以上の大男のVサインには貫禄がある(笑)
上海はセントレアからたった2時間半、北海道や沖縄に行くよりも安く行ける。
旅はいつだって刺激的だ。思い出を共有し、団結力もさらに深まった。いつまでも、行動的で、パワフルな集団でありたい。
リフレッシュしたので、またバリバリと最高の授業をしていきます!