※本日の日報は長文です。お暇なら読んでみてください。
飲み物の自動販売機。
その中でも『当たり付き自動販売機』と呼ばれるものがある。
説明するまでもないかもしれないが…、
『当たり付き自動販売機』とは飲み物を購入した後で、金額表示部に4つの数字がデジタル表示される。
その4つの数字のルーレットが順に回り、4つとも数字がそろうと(『1111』~『9999』)当たり。
そして当たったら30秒以内に希望商品を押すと、その商品が無料で出てくるというものである。
六名校の近くにもその自動販売機が設置されている。
僕は六名校開校当時から今日に至るまで、どれだけそのルーレットを回し続けてきただろうか…。
隣の『別の自動販売機(当たり付き機能なし)』の商品が魅力的であってもそちらでは買わない。
“当たるかもしれない”という淡い期待から『当たり付き自動販売機』で購入する。
そしてハズレて、いまいちテンションの上がらない商品を持って六名校へ戻るというのが日常である。
しかし今週。授業後に目黒先生がとんでもないことを言ってきた。
「『当たり付き自動販売機』で絶対に当たる方法が、動画で出ていますよ。」
目黒先生と一緒にその動画を見た。
確かに当たっていた…。
たまたまではないのか…?
本当にこんな方法で当たるのか…?
あったとしてもそれは不正行為ではないのか…?
そんな疑問が残る中、これは確かめてみようという“好奇心”が湧いてきた。
その行動こそが、“都市伝説確かめ人(自称)”と言われている僕の使命であろう。
その日は幸田校であった為、実験は家の近くの自動販売機で行われた。
しかし深夜に1人で行うのも少し寂しい…。
僕は今からの一連の行動を、携帯電話で動画に撮り、目黒先生に送ることにした。
闇の中、ポツンと光る自動販売機…。
その前で携帯電話を自分に構える僕。
いざ実験!!
結果は…。
ハズレ。
少し時間が遅れたか?
もう一度挑んだ。
またハズレ。
結局当たることはなかった…。
僕の手元に残ったのは、『普通に買った飲み物2本』と『悲しい動画』だけであった…。