ソフトバンクグループの孫正義氏が、今年7月に行った特別講演「SoftBank World 2026」がYouTubeで公開され、話題になっている。
※興味のある方は、ぜひ以下の動画をご覧ください!
孫正義氏といえば、インターネットやスマートフォンの普及を早くから予測し、数々の事業に挑戦してきた経営者だ。
今回の講演で語られたのは、
「AIによって、これからの世界がどう変わるのか」 という壮大な未来予測だ。
2040年といえば、今の塾生たちが社会人として活躍している時代。決して他人事ではない。
そこで、講演の内容を簡単にまとめてみたい。
① 2040年、世界はどう変わる?
孫氏が予測する2040年の世界は、僕らの想像をはるかに超えている。
・世界の経済活動の約20%をAIが担う。その規模は年間約7,000兆円!
・AIが生み出す年間利益は約3,500兆円!
・自分で考えて仕事をするAIが100兆個!
・人型ロボットが世界中で10億台も活躍!
数字が大きすぎて、ピンとこないかもしれない。もちろん、これらは孫氏の予測であり、必ず実現するわけではない。
しかし、僕が特に注目したのは、
「AIは人間の質問に答えるだけでなく、人間の代わりに仕事をして、お金まで生み出す存在になる」という考え方だ。
② AIは人間よりも賢くなる?
現在のAIは、質問に答えたり、文章や画像を作ったりすることが中心だ。
しかし、次世代のAIは「こんな商品を作ってほしい」と目標を伝えるだけで、自分で調べ、考え、仕事を進めるようになるという。
さらに、人間の知能を大きく超える「ASI(人工超知能)」が登場し、AI同士が協力して新しい発明やビジネスを生み出す。
まるでSF映画のような未来だ。
③ 世界中で10億台のロボットが働く!
孫氏は、2040年までに世界中で10億台の人型ロボットが働くと予測している。
ロボットは睡眠や食事を必要とせず、人間よりも長い時間働くことができる。
工場で商品を作り、倉庫で荷物を運び、建設現場で作業する。
今まで人間が行ってきた仕事の多くを、ロボットが担当する時代になるかもしれない。
④ AIを使えば、人間もスーパーヒューマンになれる!
「AIやロボットに仕事を奪われるのでは?」と不安になる人もいるだろう。
しかし、孫氏はAIを活用することで、人間も今まで以上に大きな力を発揮できると考えている。
例えば、人間は自動車ほど速く走れないが、自動車を使えば遠くまで短時間で移動できる。
AIも同じだ。AIを上手に使えば、今まで10人で行っていた仕事を、1人で進められるようになるかもしれない。
つまり、
「AIに勝とうとするのではなく、AIを味方につけよう!」 ということだ。
⑤ AIを使わない会社は負けてしまう?
これからは、AIを使う会社と使わない会社で、大きな差が生まれる可能性がある。
例えば、同じ10人の社員が働く会社でも、AIを活用すれば、より多くの仕事を短時間でこなせるかもしれない。
商品を安く作ったり、サービスを早く提供したりできれば、競争でも有利になる。
AIを使いこなせるかどうかが、会社の成長を左右する重要なポイントになる ということだ。
⑥ AIにお金を使うことは、未来への投資!
孫氏は、AIに投資した結果、どれだけの成果が得られたかを考えることも大切だと話している。
例えば、AIの導入に100万円を使い、3年間で300万円分の利益や効果が生まれたらどうだろう?
最初にお金はかかっても、長い目で見れば大きなプラスになる。
目先の費用だけでなく、数年後の未来を考えて行動することが重要なのだ。
さあ、ここからが重要だ!ここまでが孫正義氏の講演の主な内容だ。
まとめると、
「2040年にはAIが世界経済の中心的な存在になり、AIを味方につけた人や企業が、大きなチャンスをつかむ」 という未来予測だ。
では、ここからは僕自身の考えを書いてみたい。
今の塾生たちは、これから何を勉強すれば、将来大きなチャンスをつかめるのだろうか?
僕は、
「AIに代わられない仕事を探すことよりも、AIを使って新しい価値を生み出せる人になること」 が重要だと思う。
そこで、2030~2040年を見据え、将来の成長性や収入の可能性をチャッピー使って予測してみた。
将来、チャンスや高収入を目指せそうな勉強分野ベスト10!
※将来の成長性や高収入の可能性を考えた予測だ。
上位には数学や理科、コンピューターに関係する分野が多い。
しかし、「理系の人だけが成功する」「文系の人は不利になる」 というわけではない。
AIを使って世界中のお客さんと仕事をしたり、新しいビジネスを生み出したりすることもできる。
英語が得意な人、人と話すのが得意な人にも、十分にチャンスはあるのだ。
世界の企業は、どんな能力を求めている?
世界経済フォーラムが2025年に発表した報告書では、2030年に向けて重要性が高まる能力として、次のようなものが挙げられている。
・AIやデータを活用する力
・新しい技術を使いこなす力
・新しいアイデアを生み出す力
・変化に柔軟に対応する・好奇心を持って学び続ける力
・人と協力し、周囲をまとめる力
・物事を筋道立てて考える力
興味深いのは、AIやコンピューターの知識だけでなく、「考える力」「変化に対応する力」「人と協力する力」 も重要になるということだ。
これからの時代に活躍する人は、大きく3つのタイプに分かれるだろう。
【A】AIを開発する人
数学や理科、情報技術を学び、AIそのものを開発する人。
【B】AIを使ってビジネスを動かす人
英語、経済、経営などを学び、AIを使って新しい商品やサービスを生み出す人。
【C】専門的な仕事にAIを活用する人
医師、弁護士、研究者など、専門知識を持ち、AIを活用する人。
どのタイプにも共通するのは、AIを敵ではなく、味方として活用していること だ。
では、今の小中学生は何を勉強すればいい?
僕が塾生たちに伝えたいのは、まずは今勉強している教科を大切にしてほしいということだ。
数学は、筋道立てて考える力を育て、AIを理解する土台になる。
英語は、世界中の人と交流するための大きな武器になる。
国語は、文章を理解し、自分の考えを伝える力を育てる。
理科は、新しい技術を生み出すための基礎になる。
社会は、世界の出来事や経済の仕組みを理解する力につながる。
AIが進化する時代だからこそ、基礎学力の大切さが増していく と考えている。
そして、AIを使う経験も積極的に増やしてほしい。
ただし、AIの答えをそのまま写すだけでは、自分の力は伸びない。
まずは自分で考え、わからないところをAIに質問し、その答えが正しいか確かめる。
そんな使い方ができるようになってほしい。
最後に、塾生のみんなへ!
2040年の世界がどうなっているのか、正確に予測できる人は誰もいない。
しかし、みんなが大人になる頃には、今はまだ存在していない仕事が生まれているかもしれない。
だからこそ、今の段階で自分の可能性を狭める必要はない。
数学が得意な人も、英語が得意な人も、人と話すことが好きな人も、何かを作ることが好きな人も、それぞれにチャンスがある。
大切なのは、変化を恐れるのではなく、変化に対応できる力を身につけることだ。
今の勉強は、次のテストや高校入試のためだけにあるのではない。
10年後、15年後の自分の可能性を広げるためにあるのだ。
そう考えると、今日の勉強も少し違って見えてこないだろうか。
さあ、未来はまだ誰にもわからない。
だからこそ面白い!
大きな夢を持って、今日も一歩ずつ前に進んでいこう。
君たちの未来に、幸せあれ!!
参考:SoftBank World 2026 孫正義氏特別講演/世界経済フォーラム『Future of Jobs Report 2025』