秋が深まる中、中学3年理科の授業は、いよいよ「天体」の分野に入った。
僕が最も好きな分野なのだが、中3最後の単元ということで、近年最も蔑ろにされている単元で残念だ。
多くの中学で中3生は(事実上)学年末テストがなくなる中、「天体」は定期テストで取り扱うことがほぼなくなり、学校の先生もこの単元の取り扱いに困っているのではないだろうか。
そんな中、10/9(木)の六名校では、星座とギリシャ神話について、熱く熱く語ったところ、帰り際竜海中Y・K君が、
「先生、今日の授業めっちゃ楽しかったです!!ギリシャ神話について調べてみます!!」
と満面の笑顔で自転車にまたがり、颯爽と帰っていった。
おお!非常に嬉しい言葉だが、それより今は受験勉強に全力で取り組んでくれたまえ(笑)
そういえば、中学2年の夏休みの自習研究の題材は『ギリシャ神話』だった。
当然ネットのない時代、豊橋市の中央図書館にこもり、たくさんの本から神話の内容を書き出してまとめ、神々のイラストを描いたのが懐かしい。
当時は考えもしなかったが、中学生時代の自由研究がこんな風に役に立つことだってあるのだから、人生はおもしろい。
そして10/20(月)の緑丘校でも「天体」の授業。
星の表面温度の説明中に、『冬の大三角』の一つ、オリオン座のベテルギウスの話題となった。
ベテルギウスは赤い星なので、表面温度が太陽のような黄色い星(約6000℃)と比べて低い(約4000℃)。
また、意外にもこの星の知名度が高いのは、優里の『ベテルギウス』のおかげなのかもしれない。
しかしながら・・・
「じゃあ、『冬の大三角』の残り2つの星の名前を言える人は?小学校の理科で習ったよね?」
ときくと、
「デネブと・・・」
「それは夏の大三角でしょ?」
「アルタイルと・・・」
「それも夏!!」
「ベガ!!」
「だからそれ全部『夏の大三角』じゃん!!」
なぜか『夏の大三角』の方ならば覚えているという生徒も多い。
その理由の一つに、某アニメの主題歌にもなった、2009年発売supercellの『君の知らない物語』で知ったという生徒もいるようだ。
え!?君たち生まれてないじゃん(笑)
まさに『君の知らない物語』のはずなのにね!!
そして冬の大三角の簡単な絵を描き、
「オリオン座のベテルギウスが右上で、下がおおいぬ座の・・・」
「シリウス!!」
「そうそう!知ってるじゃん。で、最後。この左上の星が分かるかなぁ・・・?こいぬ座の、『プ』から始まるんだけど・・・」
ここで緑丘校Sクラス、竜南中O・R君が全力で答えてくれた。
「プ・・・、プリウス!!」
なんでやねん!!
(一同爆笑)
正解は、「プロキオン」でした。
覚えてたかな?
でも確かに、ベテルギウス、シリウスときたら、「ス」で終わると思っちゃうのかなぁ・・・?