大阪・関西万博が、本日ついに閉幕を迎える。
ニュースやSNSで「残り○日」とカウントダウンされるたびに、目を背けていた。
「終わっちゃうなんて、まだ信じたくない…」
そう思いながら、日数を数えないよう意識してきた。
が、時間は待ってはくれない。とうとうこの日が来てしまった。
あの会場に2回行けたこと。今思い返しても夢のようだ。
母親の「万博行こうよ!チケット取って!」のLINEに迷わず応じ、下調べゼロの状態で開幕5日後に足を運んだのは、とてもいい思い出だ。
本当に加納家のフットワークの軽さは自慢である。
おかげで、憧れのミャクミャク様のグリーティングを達成できたことは、家族全員の一番の思い出となった。
そして、初めて大屋根リングを見た瞬間の感動も、一生忘れないだろう。
橋以外で、あんなに横に長い建造物を見たのは初めてだった。
「なんかリングとやらがすごいらしい」
その程度の情報しかなかった私は、想像をはるかに超えるスケールの巨大建造物にぶったまげた。
シャトルバスの窓から見えた光景に、言葉を失ったほどだ。
昇った景色も素晴らしかった。空がとても大きく近く感じた。
上から眺めるパビリオンのライトアップも個性があって、見ていて飽きない景色がどこまでも広がっていた。
歩いているだけなのに、じーんと胸が熱くなった。
6月。
「もう一回行こうよ!」という私の声に、家族はもちろん快諾。2回目の万博へ。
念願のイタリア館、ヨルダン館、ヘルスケアパビリオン、くら寿司、ドローンショーなどなど。
やりたかったことをしっかり果たせた、充実の1日だった。
それでも、まだまだ見足りない…。
さて、3回目!
と思っていたのも束の間。
「暑いしなぁ」なんて7月・8月を避けていたら、気づけば9月に突入。
すると、もうチケットは取れない状態に。
母から告げられた。
「もう万博チケット取れないんだってさ。」
「それってもう2度と行けないってこと?6月に行ったのが最後ってこと?」
私はそこで、ようやく気づいた。
「また行けばいいや」なんて思っていたのに、その“また”がもう来ない。
楽しい思い出とともに、胸の奥がじんわり痛んだ。
そして、個人的に万博閉幕で一番悲しいのは、大好きなミャクミャクと、今日でお別れということだ。
あの不思議な姿が、最初はとてつもなく怖かったのに、今では日本中に笑顔と癒しをくれる存在になっている。
つい昨日、ミャクミャクが出演していたテレビ番組を見ていたときのこと。
アナウンサーから「万博が終わったらミャクミャクはどうなるんですか?」と聞かれると、
「
これからも、ミャクミャクにはいつでも会えるよっ!」と答えるピュアな姿に、深夜ひとりで泣いてしまった(笑)
また同番組でも、他の番組でも度々紹介されているが、ミャクミャクは何でも見られる6つの目を持っているため、どの番組でも必ず聞かれていた質問がある。
「日本の未来 / 僕(質問しているアナウンサーの方)の未来はどう見える?」
そのたびにミャクミャクは元気いっぱいにこう答えていた。
「
明るい未来っ!!!」と。
また、吉村知事とのインタビューでは、ミャクミャクが「
特技は、雨上がりの空に虹を見つけることっ!!」と言っていたのが印象的だった。
深い意味はないのかもしれない。
でも私には、「たとえ雨が降っても、必ずその中に光を見つける。」
そう変換して聞こえた。
私にとってミャクミャクは“
希望”の象徴だ。
見るたびに元気をくれる存在。
またどこかで会えるといいなと、心から願っている…
さて、夢現塾生諸君。
中間テストが終わり、少しホッとした今。
今の気持ちを天気で表すと、どんな空模様だろうか?
“晴”の子は、まさに気持ち晴れ晴れだね。
中には“雨”の子もいるかもしれない。
でも、雨のあとには必ず虹がかかる。
“
明るい未来”を信じて、自分の虹を探しにいこう。
努力した日々がきっと、君の未来の虹の色になるはずだ。
応援しているよ。