年度が変わる今の時期は、卒業生が顔を出しに来てくれることが多くなる。
毎年、夢現塾の卒業パーティーを機に本格的に次の代に目を向けることになるが、だからといって卒業していく生徒たちのことが全く気にならなくなるわけではない。
先日も、高校卒業後の進路を報告しに来てくれた生徒がいた。
そのうちの1人は、「高校3年間、勉強を本当に頑張りました。」という力強い言葉と共に進学先を報告してくれた。 さ
らに、その生徒はこんなことも言ってくれた。
「中学時代の英語ノートを今でも持っていて、高校でも時々見ていました。」
高校入試に向けた英語のプリントをノートにまとめることを勧めたことがあった。
たとえ成長の実感が無くても、そのノートが積み重ねてきた努力を可視化し、自信を与えてくれる。
だから1つのノートにまとめておくといいと伝えていた。
高校生になってからは夢現塾で教えることはない。
それでも夢現塾時代の授業が、積み重ねが卒業後も役に立っていることを知れて、とても嬉しかった。
卒業生がそれぞれの目標や夢に向かって今、何をしていて、何に躓いていて、何に燃えているのか。
やっぱりふとした時に頭をよぎる。
気が向いたら顔を出しに来てほしい。
いや、気が向かなくても顔を出しに来てほしい。
SNSが日常に溶け込んだ現代だが、やっぱり対面で言葉を交わしたい。
そんな日が来たらとてもうれしい。
どんな状況でも卒業生はいつまでも大事な卒業生だ。