皆様、明けましておめでとうございます!
年明け早々、長野まで雪山を登りに行き、大阪まで愛してやまない劇団四季を観に行き、早速各方面から元気と感動をもらっている2025。
そんな観劇初めは『ウィキッド』であった。
大学生のときは、アルバイト代のほとんどをつぎ込み、当時公演していた名古屋や大阪の劇場に何度も通い詰めたものだった。
あれから、15年ぶりの再演。 懐かしさはもちろんあったが、私自身も15年の月日を経て、登場人物たちや脚本や台詞や歌に、当時感じた気持ちとはまた違うところに共感したり、心震わせている自分がいた。
そもそも『ウィキッド』とは?
あの名作『オズの魔法使い』に登場する二人の魔女(善い魔女・悪い魔女)の視点から描いた作品である。
『オズの魔法使い』の物語は知っているだろうか?
竜巻に巻き込まれた主人公ドロシーが、辿り着いた先のオズの国から家に帰るために、オズで出会った仲間たちと一緒に冒険に出る話である。
ドロシーと共に旅をするのは、「心を持ちたいブリキの木こり」、「勇気を持ちたい臆病なライオン」、そして「知恵を持ちたいカカシ」である。
この三人は、それぞれ”自分に足りないもの”を探して、何でも願いを叶えてくれるというオズの魔法使いの元へと向かうのだが、最終的に彼らは、願いを叶えてもらわずとも、最初から自分に必要なもの(ブリキの木こりは心、ライオンは勇気、カカシは知恵)はすでに自分の中にあったということに気づくというわけだ。
「自分の力に気づくことの大切さ」だけではなく、「自分が本来持っているはずの力を信じて、立ち向かっていくことが成長に繋がる」ということを伝えてくれる物語。
『ウィキッド』の影響もあり、1954年に公開された映画『オズの魔法使い』を、昨晩寝る時間を削って夢中になって見てしまった。
生きていれば、「自分にはできない」と感じることなんて数えきれないほどあるであろう。
特に勉強に関してはその壁にぶつかる回数が多すぎる。
難しい問題にぶつかればぶつかる程、「これ以上は無理だ」と思ってしまうこともあるだろう。
しかし、その「できない」という壁こそ、実は成長のための試練なのである。
難しい問題を前にして、「どうしても解けない」「もう何度もやったのに」という気持ちが強くなったとしても、大切なのはその問題に挑戦し続けること。最初は解けなかった問題も、何度も取り組んでいくうちに、だんだんとコツをつかんで解けるようになるのである。
オズの魔法使いの登場人物たちが、最初は自分に足りないものを探していたように、勉強していると「これが足りない」「これができない」と思う瞬間があるだろう。しかし、彼らのように、みんなが持っている力はすでに自分の中にあるのである。
「
やり続ける力」や「
挑戦し続ける力」は、最初からみんなの中に備わっている力。
どんなに難しいと感じても、そこであきらめずに挑戦し続けることである。
木こりやライオンやカカシが、自分に足りないものを探し求めて冒険を続けたように、自分に足りないものを探し続けるのではなく、今ある力を信じて、それを使って挑戦していくことが成長の鍵である。
自分の力を信じて、そして挑戦し続けることで、今まで以上に素晴らしい自分になれる。
今年も少しずつでも自分のペースで前に進んでいこう!
2025年もよろしくお願いいたします。