このブログでは、ある卒業生からのリクエストに応えようと思う。
先日の宮下先生のブログにもあったが、この4月から大学生になった卒業生2人が六名校に顔を出しに来てくれた。
その時に僕は彼らにこう話した。
「時間があったら映画観たり本読んだりするといいよ〜」と。
その場でいくつか勧めたが時間が足りなかった。
そこで「先生、今度ブログに書いてください」と、リクエストがあった。
ということで、僕からのオススメ本をここに書き留めようと思う。
夢をかなえるゾウ
→シリーズ1~4+0で刊行されている。「成功」「お金と幸せ」「仕事と恋愛」「生き方」「夢の見つけ方」が大きなテーマでそれぞれ書かれている。関西弁のゾウの神様ガネーシャが人生で大事なことをテンポよく教えてくれる本。
13歳からのアート思考
→小学校の図工は好きなのに、中学校の美術は嫌いになる。この理由が記されているところからこの本は始まる。また著者は学校の教諭経験のある方で、本の中身も授業形式になっていて非常に読みやすい。さらに、絵画だけでなくジャンル「アート」の見方もこれから学ぶことができる。この1冊が面白い美術の世界に誘ってくれる。
13歳からの地政学
→テストで点数を取るためだけに覚えた大陸の名前や地形の特徴。それが世界情勢にどのように関連しているのか。それが自分を取り巻く小さな世界にどんな影響を与えるのか。謎の男・カイゾクがとある地球儀を手に分かりやすく教えてくれる。読み終わると地理が、そして世界が知りたくなる1冊。
もしも徳川家康が総理大臣になったら
→コロナ禍を舞台にした歴史小説。
世界中を混乱の渦に陥れたコロナウイルス。ロックダウン、ソーシャルディスタンス、黙食、緊急事態宣言、3密、濃厚接触、クラスター、ステイホーム。聞き慣れない言葉が日常を独占し、いつの間にかこれが当たり前になったあの時期。当時を舞台にあらゆるタラレバが散りばめられた小説になっている。遠い昔の話ではなく、僕たちもリアルに経験した時代をもとにした小説だからこそ、全てのタラレバがとても興味深い。
ちなみに実写化が決定し、今夏映画が公開される。
センスは知識からはじまる
→自分にセンスが無いと嘆くのであれば、この1冊をぜひ手に取ってもらいたい。センスが良い人の「センス」には何が隠されているのか、何が詰め込まれているのか、何が蓄積されているのか。「センス」を創るものは何なのか。全てこの1冊に記されている。
「手紙屋」蛍雪篇 ~私の受験勉強を変えた十通の手紙~
数年前、当時中3だった塾生がこの本を読んで読書感想文を書き受賞していた。
勉強をする意味・価値・理由が見つかる1冊。勉強以外のことに情熱を注ぎたい女子高生が主人公。彼女に共感しつつも読み終わる頃には勉強がしたくなる1冊。数年前、当時中3だった塾生がこの本を読んで読書感想文を書き受賞していた。
「手紙屋」〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜
この本を読んだ卒業生からこんな言葉をもらった。
「就活に漠然と不安を抱えていました。でも自分が何か行動すれば壁が現れるだろうけど、『壁は自分が頑張って生きていこうとしている証し』として歓迎し、乗り越えていこうと思います。」と。就活の不安が少しだけかもしれないがきっと和らぐ1冊。
スマホ脳
現代人にとって手放せないツールの一つであるスマートフォン。これが人間の脳に与える影響について様々な例を用いて記されている。スマホの使い方を考えさせられる1冊。
なぜか結果を出す人の理由
結果を出すために必要な行動や思考、そして人間性が書かれている。ここに出てくる一節で「田中将大投手が負けない理由」はとても不思議だけれども納得感は非常に高い。「マー君 神の子 不思議な子」には明確な理由があった。結果が出ないことに焦りを覚えているのであればぜひ手にしてもらいたい1冊。
思考の整理学
決して易しい内容ではないが、若いときに接触しておくことを強く勧めたい1冊。
「あなたは『グライダー型』と『飛行機型』のどちらですか?」
下流の生きざま
この本を一言で表すと、「生きざまの教科書」。心に刺さるものがあれば参考にしてもらえたら嬉しい。
夢と金
お金の話は汚いのか。お金の話には触れず、夢だけを語らせたらいいのか。それとも夢なんか見させずお金を稼ぐことだけを考えさせたらいいのか。答えよりも問題を見つける力が必要な時代に、「夢」と「金」の2軸で誰も教えてくれない重要な世の中の仕組みを分かりやすく教えてくれる1冊。
以上12冊を紹介してみたが、惹かれる本はあっただろうか。少しでも気になったものがあれば、本屋もしくは図書館で手にとってもらえたらとても嬉しい。
GW休暇の1冊にでもぜひどうぞ。
p.s.
言語沼
言語学バーリ・トゥード
なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?
最近ハマっている「言語学」に関連した3冊だ。こちらもよかったらぜひ!
それと、オススメ映画については、またいつかここに書き留めたいと思う。
それまでお楽しみに!!!