今年の愛知県高校入試、国語の難化が特徴的だった。愛知入試に関わって28年になるが、国語の平均点が5教科で一番低いのを初めて見た。塾生の自己採点回収時、最初は目を疑った。嫌な経験だった。知り合いの同業者からの問い合わせも多く、皆同じような驚きと感想を抱いている。合否発表日である3月8日まで、受験生はさらにドキドキハラハラしていることだろう。特に塾生は、昨年度合格ラインを把握しているので、既に涙を流した子がいるかもしれない。
そこで今回のブログでは、普段は外に絶対に出さない夢現塾の「企業秘密」の一部を、参考になればという思いから、県内全受験生に向けて公開したい。
先に伝えおくが、夢現塾は入塾試験を設けており、基本的に学校成績中位以上の生徒が集まっている。そんな環境の中で各々の志望校合格を目指して切磋琢磨しさらに実力をつけていく。その結果、今年度中3塾生の愛知全県模試の平均偏差値は57.4と高い。内申がある程度あれば岡崎北高校の合格圏内である。
そんな塾生の今年度と昨年度の入試平均点を以下にまとめた。
例年に比べて、昨年易しかった数学や理科の問題難化による点数低下は予想内だったが、国語に関しては本当に驚きだった。特に大問1は処理に時間がかかり、冷静さを失った生徒も多かったのではないか。
昨年の岡崎高校の合格ラインは269点/310点だった(刈谷高校は268点/310点)。今年は269点以下になることは間違いない。-3点?、-5点?、-7点?どこまで下がるかの問題になってくるが、岡崎北高校(242点/310点満点)や刈谷北高校(247点/310点)はそれ以上の得点幅で下がり、岡崎西高校(175.5点/255点)や安城東高校(173点/255点)になるとさらに下がると予測できる。
だから早々に絶望する必要はなく、ここまでの自身の歩みや努力に誇りを持ち、リフレッシュして発表日を迎えてほしい。受験生たちの幸運を祈っている!
マークシート入試になって2年目、プロ教師である僕らは入試問題分析を徹底的に行い、今後、まだまだパターン変更もあり得る愛知県高校入試にさらに挑んでいく。
3月から新学年スタート、塾生同様僕らの成長と進化も止まらない!