そこに1つの席がある
そこには誰が座ってもいい
でもそこにはいつも同じ人物が座っている
まるでそこが特等席のように
教室の一角に置かれた一席
そこはあいつの場所だ
みんなが言っている
そんなことはないのに
同じ時刻に扉が開く
授業がある日もない日も
いつからか、それが当たり前になっている
いつからか、それがないと違和感を覚える
継続が新たな常識をつくりあげる
その常識が支えてくれる
プレッシャーに負けそうなとき
不安に襲われたとき
目標を失ったとき
伸び悩んだとき
道を見失いかけたとき
あの席が支えてくれる
卒業してもきっと変わらない
理想とかけ離れた道を進むかもしれない
ものすごい遠回りをするかもしれない
前に進むことができなくなるかもしれない
それでも変わらないあの時間が
決して色褪せることのないあの日々が
支えてくれるあの席が
全ての始まりはあの席から
苦楽を共にしたあの席から
お気に入りのあの席から
唯一無二のあの席から
塾生の数だけ存在するあの席は
次の世代に受け継がれていく
そこに1つの席がある
そこには誰が座るのか
この冬、勉強のおもしろさを知りたい小5・6生
この冬、真剣に勉強したい中1・2生
この冬、本気で学力をつけたい中3生
この冬、思い出に浸りたい卒業生
そこには誰が座ってもいい